インターンシップ

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 インターンシップ
科目番号 0091 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 都市システム工学科 対象学年 4
開設期 集中 週時間数
教科書/教材
担当教員 江本 久雄

到達目標

①技術者としての心構えを体得する。
②学校での学習内容やこれから身につけるべきことを実習先の業務内容を参考に確認する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1到達目標の内容を実践で理解し、応用できる。到達目標の内容を実践で理解している。到達目標の内容を実践で理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
社会における技術者の役割を認識するとともに,学校で修得した知識が実社会でどのように活用されているかを理解することにより,今後の学習に役立てる。
授業の進め方・方法:
定期試験は実施しない。
実習先からの報告書と報告会での発表内容を100%として総合的に評価し,60点以上を合格とする。
注意点:
無遅刻,無欠勤および周囲への気配りなど社会人としてのマナーを遵守するとともに,計画したカリキュラムを遂行し,その後の学業に役立てること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 (実習受け入れ先の決定)
①実習先の希望調査  ②実習先との調整  ③実習先の学科内調整  ④実習先の決定

主な実習先は以下のとおり。(平成29年度実績・順不同)

地質基礎工業(株),小野田ケミコ,(株)テムロ,長谷川体育施設,福浜大一建設,東日本高速道路(株),(株)鴻池組,(株)東京電力,電源開発(株),丸磯建設(株),川田工業(株),荏原環境プラント(株),日栄地質測量設計(株),常磐開発(株),若築建設,東京下水道サービス(株),フタバコンサルタント(株),五洋建設(株),(株)小野工業所,アクアエンジニアリング,(株)ふたば,(株)東日本建設コンサルタント,地質基礎工業(株),東京水道サービス(株),前田建設工業(株),東コンサルタント,オリエンタル白石(株),ドーピー建設工業(株),いわき市役所,国土交通省東北地方整備局,港湾空港技術研究所,建設技術研究所,JAEA,東北大学,
(実習の期間)
・原則として第4学年の夏季休業中に実施する。ただし,止むを得ない事情により夏季休業中に実施できない場合は,他の休業中に実施することができる。

(実習の実施)
・実習先のカリキュラムに従い,管理業務補助,計画,調査,測量,設計,積算,施工管理,研究等を体験する。

(成果の報告)
①実習の成果は,本校所定の様式に従い,「報告書」としてまとめる。
②夏季休業明けに,学科で行う報告会において,実習内容と成果を報告する。
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。4前1
現代社会の具体的な諸問題を題材に、自ら専門とする工学分野に関連させ、技術者倫理観に基づいて、取るべきふさわしい行動を説明できる。4前1
技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。4前1
社会における技術者の役割と責任を説明できる。4前1
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。4前1
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。4前1
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。4前1
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。4前1
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。4前1
過疎化、少子化など地方が抱える問題について認識し、地域社会に貢献するために科学技術が果たせる役割について説明できる。4前1
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。4前1
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。4前1
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。4前1
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。4前1
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。4前1
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。4前1
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。4前1
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。4前1
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。4前1
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。4前1
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。4前1
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。4前1
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。4前1
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。4前1
他者の意見を聞き合意形成することができる。4前1
合意形成のために会話を成立させることができる。4前1
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。4前1
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。4前1
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。4前1
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。4前1
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。4前1
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。4前1
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。4前1
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる4前1
複数の情報を整理・構造化できる。4前1
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。4前1
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。4前1
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。4前1
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。4前1
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。4前1
事実をもとに論理や考察を展開できる。4前1
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。4前1
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。4前1
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。4前1
目標の実現に向けて計画ができる。4前1
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。4前1
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。4前1
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。4前1
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。4前1
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。4前1
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。4前1
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。4前1
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。4前1
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。4前1
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている4前1
法令やルールを遵守した行動をとれる。4前1
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。4前1
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。4前1
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。4前1
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。4前1
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。4前1
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。4前1
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。4前1
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。4前1
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。4前1
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。4前1
企業には社会的責任があることを認識している。4前1
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。4前1
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。4前1
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。4前1
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。4前1
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。4前1
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。4前1
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。4前1
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。4前1
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。4前1
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。4前1
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。4前1
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。4前1
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。4前1
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。4前1
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。4前1

評価割合

試験発表・報告書等相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合01000000100
基礎的能力01000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000