原価計算

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 原価計算
科目番号 0081 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 ビジネスコミュニケーション学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 『日商簿記2級とおるテキスト 工業簿記―第2版―』ネットスクール出版.『日商簿記2級とおるトレーニング 工業簿記―第2版―』ネットスクール出版.
※なお,最新版があればそれを利用する.
担当教員 安部 智博

到達目標

基本的な原価計算ができる.学習の水準として日商簿記2級程度(工業簿記)の問題が解けるようになる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
製造業(メーカー)で用いられる簿記について学ぶ.講義を行い,問題を解く.
授業の進め方・方法:
中間試験と期末試験(各90分)を行う.
試験80%,課題20%で総合的に評価し,60点以上を合格とする.
再試験は40点以上の者に対して行う.
この科目は,学修単位科目のため,事前・事後の学習として問題演習(課題)を実施する.
注意点:
なるべく授業中に問題演習も行いますが,時間的な制限もあり自主的な学習が必須となります.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 工業簿記・原価計算の概要,費目別計算 工業簿記・原価計算の概要を理解する.費目別計算について理解する.
2週 総合原価計算(1)
総合原価計算の概念の理解,基本的な計算方法
単純総合原価計算の概要が理解出できる.
3週 総合原価計算(2)
単純総合原価計算
平均法と先入先出法による計算ができる.
4週 総合原価計算(3)
組別総合原価計算,等級別総合原価計算
組別および等級別総合原価計算の問題が解ける.
5週 総合原価計算(4)
工程別総合原価計算,材料の追加投入,仕損と減損の発生,副産物の処理
工程別総合原価計算の問題が解ける.仕損の処理ができる,副産物の処理ができる.
6週 勘定連絡と財務諸表 勘定連絡の問題が解ける.工業簿記における財務諸表が作成できる.
7週 中間試験
8週 標準原価計算(1)
標準原価計算の概要,直接材料費の差異分析,直接労務費の差異分析
材料費と労務費の差異分析ができる.
4thQ
9週 標準原価計算(2)
製造間接費の差異分析,記帳と財務諸表の作成
製造間接費の差異分析ができる.
10週 直接原価計算(1)
固変分解,CVP分析
CVP分析できる.
11週 直接原価計算(2)
直接原価計算の損益計算書,固定費調整
直接原価計算と全部原価計算の損益計算書の違いを理解する.固定費調整ができる.
12週 本社工場会計
照合勘定としての本社勘定と工場勘定
本社と工場が独立している場合の仕訳ができる.
13週 個別原価計算
個別原価計算,仕損の処理
個別原価計算ができる.
14週 部門別原価計算
製造部門と補助部門における原価の集計と配賦
原価の集計と配賦ができる.
15週 復習 解説
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学経済・ビジネス系分野会計工業簿記の特色と仕組みについて説明できる。4
原価の概念と種類について説明できる。4
原価の費目別計算ができる。4
個別原価計算ができる。4
総合原価計算ができる。4
標準原価計算の目的と差異分析について説明できる。4
直接原価計算の目的と予算分析について説明できる。4

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力4010000050
専門的能力4010000050
分野横断的能力0000000