日本語特論Ⅱ

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 日本語特論Ⅱ
科目番号 0110 科目区分 一般 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 ビジネスコミュニケーション学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 プリント教材
担当教員 髙野 克宏

到達目標

①他者の主張の論点を理解したうえで、的確に問題点を指摘できる。
②自らの主張を展開するにあたって、適切な表現を選択し、文章化できる。
③漢字・語彙・文法に関する知識を身につけ、それらを文章作成に応用できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
卒業論文執筆、編入学試験など、さまざまな場面において必要とされる文章作成能力を養成する。
授業の進め方・方法:
中間試験、期末試験ともに50分の試験を実施する。
定期試験70%、課題および平素の成績を30%として総合的に評価し、60点以上を合格とする。
注意点:
日常的にさまざまな文章に触れ、自分が理想とする(書きたいと思う)文章のイメージを作り上げること。そして、そのイメージ(目標)を常に意識しながら授業に臨むこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 イントロダクション 授業で扱う内容について・文章構成のパターンを理解する
2週 話し言葉と書き言葉1 話し言葉と書き言葉の違いを理解する
3週 話し言葉と書き言葉2 書き言葉の正しい運用を理解する
4週 原稿用紙の使用方法および要約 原稿用紙の使用方法と要約の基礎を理解する
5週 要約 要約作成の実践
6週 接続詞の用法(1) 接続詞の意味・用法を理解する
7週 接続詞の用法(2) 接続詞の正しい運用について理解する
8週 接続詞の用法(3) 接続詞に関する演習
2ndQ
9週 事実の記述(1) 事実と意見の違いを理解する
10週 事実の記述(2) 正確な事実の記述を理解する
11週 要約と論述(1) キーセンテンスの抽出と要約文の実践
12週 要約と論述(2) 様々な要約文の作成・演習
13週 小論文の作成(1) 小論文における自説の展開と構成に配慮する
14週 小論文の作成(2) 小論文作成の実践
15週 テスト返却・解説・その他 テスト問題の解説ほか
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力70300000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000