力学総論

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 力学総論
科目番号 0003 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 産業技術システム工学専攻(共通専門科目) 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「演習で学ぶ量子力学」小野寺嘉孝 著 裳華房
担当教員 小田 洋平,千葉 貴裕

到達目標

① 力学の古典論と量子論について理解する。
② 数学を道具として物理学の基本方程式の解き方を習得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
解析力学、量子力学の初歩を学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業の内容について講義した後、課題演習を行う。
前半の解析力学(1週から7週)は小田が担当し、後半の量子力学(8週から14週)は千葉が担当する。
この科目は学修単位科目のため、事後の学習としてレポート課題を課す。
注意点:
定期試験では100分間の試験を実施する。
本科で学んだ数学・物理を十分に復習してから授業に臨むこと。
レポート課題は期日までに必ず提出すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ニュートンの運動方程式 速度、加速度
2週 ニュートンの運動方程式 単振動の運動方程式
3週 ポテンシャルとエネルギー保存則 ポテンシャル、エネルギー保存則
4週 座標の変換 極座標、重心・相対座標
5週 ラグランジュ方程式の導入 ラグランジアン、ラグランジュ方程式
6週 ラグランジュ方程式の応用 単振り子
7週 ラグランジュ方程式の応用 連成振動
8週 最小作用の原理 ハミルトンの最小作用の原理
2ndQ
9週 前期量子論 古典力学の破綻、物質波
10週 不確定性関係 ハイゼンベルグの不確定性関係
11週 シュレーディンガー方程式 ハミルトニアン、波動関数
12週 自由粒子・箱の中の粒子 固有値、固有状態
13週 井戸型ポテンシャル中の粒子 井戸型ポテンシャル、境界条件
14週 粒子のトンネル効果 ポテンシャル障壁、反射率、透過率
15週 問題演習 期末試験に向けた問題演習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合7030100
基礎および専門的能力7030100