環境保全工学

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 環境保全工学
科目番号 0003 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 産業技術システム工学専攻(社会環境システム工学コース) 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 配布資料
担当教員 押手 茂克,原田 正光

到達目標

①自然の浄化機能について授業計画にある内容が説明できる。
②河川、湖沼、沿岸域の環境保全手法について授業計画にある内容が説明できる。
③PRTR法やMSDSなどを理解し,化学物質の安全管理の基礎的事項を理解できる。
④発生した化学物質の分析の概要が説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
自然環境問題および自然の浄化機能について解説し、河川、湖沼、沿岸域における環境保全手法について事例を挙げて講述する。そして,人間社会の大量生産・消費で発生した化学物質について,リスク管理と評価及び環境分析の概要を講義する。
授業の進め方・方法:
試験の成績を80%,課題等の成績を20%として総合的に評価し,60点以上を合格とする。
この科目は学修単位科目のため,事前,事後の学習として,課題を実施する。
注意点:
前半の授業では課題は第8週目に提出すること。なおその成果は試験で確認する。
後半の授業では定期的な課題と小テストの実施と,最後の試験で総合的に確認する。課題・小テスト状況から,各自達成度を把握してさらに自習すること。*後半の授業では計算を行うことがあるので関数電卓を準備しておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 自然環境問題と保全工学 生態系の構造、自然環境問題
2週 生態系における物質循環 生物生産、有機物分解、食物連鎖
3週 河川環境 自浄作用とそのモデル化
4週 湖沼環境 富栄養化現象とそのモデル化
5週 干潟環境 干潟と湿地の浄化のしくみ
6週 環境中の放射性物質の動態 放射性セシウム,水循環系における動態
7週 環境修復技術 礫間接触酸化法、強制循環曝気法,人工干潟、人工湿地、ミチゲーション、生態工学
8週 前半のまとめ/学習内容の確認 生態工学による環境保全,ここまでの内容の中間試験を実施
2ndQ
9週 化学物質(1) PRTR法、リスクコミュニケーション
10週 化学物質(2) リスクとハザード、MSDS
11週 環境リスクと評価(1) リスク評価の考え方
12週 環境リスクと評価(2) 暴露量評価、演習
13週 環境リスクと評価(3) 暴露量評価、演習
14週 環境分析 分析法の概要
15週 環境保全工学の総括/学習内容の確認 環境保全工学のまとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力80200000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000