制御工学Ⅲ

科目基礎情報

学校 茨城工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 制御工学Ⅲ
科目番号 0131 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位II: 1
開設学科 国際創造工学科 機械・制御系(機械コース) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 後期:1
教科書/教材 教科書:牛渡徹, 田中昭夫,早川義晴,坂東正明,細田祐造「専修学校教科書シリーズ8自動制御」(コロナ社)
担当教員 小堀 繁治

到達目標

1.工場や研究所で即戦力となるシーケンス制御の基礎知識を習得する.
2.空調機や自動販売機など,身の周りの機器の制御システムを理解する.
3.単に機器の設計製作だけではなく,制御工学の導入により使いやすさと安全性も考慮できる技術者を育成する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1定期試験とレポート課題を総合的に評価し、平均の成績が80点以上の点数がとれる。定期試験とレポート課題を総合的に評価し、平均の成績が60点以上80点未満の点数がとれる。定期試験とレポート課題を総合的に評価し、平均の成績が60点未満の点数しかとれない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
工場の自動化に応用されているシーケンス制御の基礎について学習する.
授業の進め方・方法:
 本講義に関して,タブレットやノートパソコンは一切使用せず,毎回黒板を使用し,板書で授業を進めます.ノートと筆記用具は必ず準備して下さい.レポートを課すかもしれません.その場合は,定期試験の成績を80%,レポート点を20%で成績評価を行います.
注意点:
 提出課題に関して,他人が作成したレポート内容を写すという行為がここ数年続発かつ多発しています.余りに状況が酷い場合はレポート課題点をなくし,定期試験の得点だけで評価します.演習や宿題は何のため,誰のために行っているかをよく考えて下さい.他人の課題を丸写しする(それにより課題点を獲得する)行為は茨城高専で通用しても,社会,特に技術の世界では犯罪行為となり厳しい社会制裁が科せられます.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 自動化総論 自動化の歴史を理解する.
2週 シーケンス制御(1) シーケンス制御,シーケンス制御機器を理解する.
3週 シーケンス制御(2) シーケンス図,リレーの基本回路を理解する.
4週 シーケンス制御(3) タイマーとタイマー基本回路を理解する.
5週 シーケンス制御(4) モーターの始動回路を理解する.
6週 シーケンス制御(5) カウンター回路および電磁クラッチと電磁ブレーキを理解する.
7週 (中間試験)
8週 中間試験までの内容のまとめ 中間試験までの内容を理解する.
4thQ
9週 空気圧回路(1) 空気圧制御,空気圧制御用機器を理解する.
10週 空気圧回路(2) 空気圧制御の基本回路を理解する.
11週 空気圧回路(3) 空気圧制御の応用回路を理解する.
12週 論理回路(1) 論理回路と論理代数,基本演算回路を理解する.
13週 論理回路(2) 基本法則,真理値表から論理式の求め方を理解する.
14週 論理回路(3) カルノー図を用いた論理式の簡略化について理解する.
15週 (期末試験)
16週 総復習 前期の内容を総復習する.

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000