概要:
この授業では、イノベーションの重要性を理解し、基本的な課題解決手法を用いて決められた課題に対してグループで解決する体験をとおして、グループワークの基本について学ぶ。課題は決められた性能を満足する独創的な紙製ブーメランの製作である。
授業の進め方・方法:
学科・クラス混成の5名程度の班でグループワークを行う。数班に1人の割合で教員がファシリテータとして付く。製作したブーメランは競技会で性能を確かめるとともに班の取り組み成果をポスター形式で発表する。
注意点:
授業は視聴覚室、体育館およびHR教室にて行う。最終的なブーメランの性能よりも、製作過程でのグループへの貢献度や積極性、コミュニケーションの態度などを評価する。
この科目では試験は実施しない。6つの到達目標のうち1つでも到達しない場合には科目不合格となる。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス、外部講師による講義 |
イノベーションの重要性を説明することができる。
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2週 |
ブレーンストーミングの説明と実習 |
ブレーンストーミングで意見を出せる。
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3週 |
ブーメランの飛行原理、設計ポイント |
ブーメランがなぜ旋回して飛ぶのかを説明できる。
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4週 |
紙製ブーメランの試作 |
グループでコミュニケーションを取りながら限られた時間内で作業ができる。
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5週 |
紙製ブーメランのチーム案検討、設計 |
グループ内でディスカッションをしてアイディアを出し合ってそれをまとめることができる。
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6週 |
紙製ブーメランの製作、チューニング |
グループでコミュニケーションを取りながら限られた時間内で作業ができる。
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7週 |
紙製ブーメランの製作、チューニング |
グループでコミュニケーションを取りながら限られた時間内で作業ができる。
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8週 |
ジェネリックスキル測定 |
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4thQ |
9週 |
紙製ブーメランの製作、チューニング |
グループでコミュニケーションを取りながら限られた時間内で作業ができる。
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10週 |
競技会 |
グループでコミュニケーションを取りながら行動できる。
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11週 |
ジェネリックスキル測定結果の解説 |
ジェネリックスキル測定結果から自分の弱点を理解できる。
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12週 |
プレゼンテーションの基礎 |
プレゼンテーションにおいて伝え方が重要であることを理解できる。
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13週 |
ポスターの制作 |
グループで協力して成果をまとめることができる。
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14週 |
ポスターの制作、プレゼンテーションの準備 |
グループで協力して成果を伝え方(デザイン)を工夫して時間内にまとめることができる。
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15週 |
ポスター発表会 |
グループで取り組んだ成果をポスターを使って限られた時間で説明できる。
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。 | 2 | |
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。 | 2 | |
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。 | 2 | |
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。 | 2 | |
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。 | 2 | |
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。 | 2 | |
他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 2 | |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 2 | |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 2 | |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 2 | |
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。 | 2 | |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 2 | |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 2 | |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 2 | |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 2 | |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 2 | |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 2 | |
目標の実現に向けて計画ができる。 | 2 | |
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 2 | |
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。 | 2 | |
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。 | 2 | |
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 2 | |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 2 | |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 2 | |
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 2 | |
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。 | 2 | |
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。 | 2 | |
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている | 2 | |
法令やルールを遵守した行動をとれる。 | 2 | |
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。 | 2 | |
総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。 | 1 | |
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。 | 1 | |
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。 | 1 | |
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。 | 1 | |
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。 | 1 | |