計測工学Ⅰ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 計測工学Ⅰ
科目番号 0082 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 前田良昭ほか著『計測工学』コロナ社,2001年,2700円+税/配布プリント/遠隔授業用オンデマンド資料
担当教員 小田 功

到達目標

1.計測・測定の定義と計測方法の分類について理解し,知識を適用できる.
2.国際単位(SI単位)系の構成を理解し,知識を適用できる.
3.1次元データの平均,分散,標準偏差を理解し,知識を適用できる.
4.誤差の統計的な取扱いと正規分布について理解し,知識を適用できる.
5.独立試行の確率,余事象の確率,排反事象の確率,条件付き確率を理解し,知識を適用できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1国際単位系の構成を理解し,知識を適用できる.単位について説明できる.単位について説明できない.
評価項目2平均,分散,標準偏差を理解し,知識を適用できる.平均,分散,標準偏差について説明できる.平均,分散,標準偏差について説明できない.
評価項目3独立試行の確率,余事象の確率,排反事象の確率,条件付き確率を理解し,知識を適用できる.独立試行の確率,余事象の確率,排反事象の確率,条件付き確率について説明できる.独立試行の確率,余事象の確率,排反事象の確率,条件付き確率について説明できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
1.物理量を表すための標準単位系(SI単位系)について学習する
2.様々な確率とその計算方法を学習する.
3.誤差の統計的な取扱いや正規分布,および平均,分散,標準偏差について学習する
授業の進め方・方法:
1.授業は遠隔形式で行い,適宜,演習問題を課す
2.教科書以外にも,授業中にオンデマンド資料を提示し,それに基づいて授業を進めていく
注意点:
1.配布資料を紛失することのないよう,ファイリングしておくこと
2.計算を多用するため,関数電卓を準備しておくこと

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 試行と事象,事象と集合 試行,事象,根元事象,標本空間,空事象の定義を理解し,知識を適用できる.
事象とその要素の個数に関する基本演算を理解し,知識を適用できる.
2週 確率の意味,確率の基本性質 確率の定義を理解し,知識を適用できる.
加法定理,余事象の定理を理解し,知識を適用できる.
3週 条件つき確率,確率の乗法定理,事象の独立と乗法定理,独立試行の確率 条件つき確率,確率の乗法定理,事象の独立と従属,独立事象の乗法定理を理解し,知識を適用できる.
4週 演習とその解説 1~3週の内容の演習問題を解くことができる.
5週 演習とその解説 1~3週の内容の演習問題を解くことができる.
6週 演習とその解説 1~3週の内容の演習問題を解くことができる.
7週 計測というもの 計測と測定の定義を理解し,知識を適用できる.
8週 単位 SI接頭語を理解し,知識を適用できる.
SI組立単位を理解し,知識を適用できる.
SI組立単位の次元解析を理解し,知識を適用できる.
2ndQ
9週 基本単位 SI単位の7つの基本単位を理解し,知識を適用できる.
10週 演習とその解説 7~9週の内容の演習問題を解くことができる.
11週 誤差の取扱い 誤差の3公理,正規分布,正規分布表,平均,分散,標準偏差を理解し,知識を適用できる.
12週 演習とその解説 11週の内容の演習問題を解くことができる.
13週 誤差の取扱い 測定時に発生する誤差の種類,誤差,偏差,残差,平均,分散,標準偏差を理解し,知識を適用できる.
14週 信頼区間 信頼区間を理解し,知識を適用できる.
15週 演習とその解説 13,14週の内容の演習問題を解くことができる
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題その他合計
総合評価割合000001000100
基礎的能力00000000
専門的能力000001000100
分野横断的能力00000000