到達目標
箱の中の粒子、エネルギー分布則を理解し、半導体中のキャリヤ密度、フェルミ準位の計算ができる。また、半導体中のキャリヤ輸送について理解する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 3次元の箱の中の粒子のシュレディンガー方程式を解ける。 | 1次元の箱の中の粒子のシュレディンガー方程式を解ける。 | 1次元の箱の中の粒子のシュレディンガー方程式を解けない。 |
評価項目2 | 半導体のキャリヤ密度について定量的に説明ができる。 | 半導体のキャリヤ密度について定性的に説明ができる。 | 半導体のキャリヤ密度について定性的に説明ができない。 |
評価項目3 | 半導体のキャリヤ輸送について定量的に説明ができる。 | 半導体のキャリヤ輸送について定性的に説明ができる。 | 半導体のキャリヤ輸送について定性的に説明ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
準学士課程 2(2)
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準学士課程 2(3)
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JABEE B-2
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教育方法等
概要:
半導体工学では、電子工学で学んだ固体物理学を基礎として、量子力学・統計力学、半導体のキャリヤ密度、 半導体のキャリア輸送について学習する。
授業の進め方・方法:
授業方法は講義を中心とし、7回の課題の提出を求める。
注意点:
電子工学で学んだ固体物理学を基礎として授業を行う。バンド理論は全体を通じて繰り返し用いるため、これを十分に理解することが肝要である。不明な点がないよう各自しっかり復習し、わからなければ随時質問すること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
箱の中の粒子1 |
1次元の箱の中の粒子のシュレディンガー方程式を解ける。
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2週 |
箱の中の粒子2 |
3次元の箱の中の粒子のシュレディンガー方程式を解ける。
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3週 |
原子の結合1 |
イオン結合、共有結合などの結合形式を理解できる。
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4週 |
原子の結合2 |
金属結合、水素結合などの結合形式を理解できる。
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5週 |
原子の結合3 |
様々な結晶構造の充てん率を計算できる。
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6週 |
結晶構造 |
ミラー指数を計算できる。
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7週 |
エネルギーバンドと状態密度 |
状態密度を計算できる。
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8週 |
統計力学1 |
エントロピーとエネルギー分布則を理解する。
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2ndQ |
9週 |
統計力学2 |
フェルミ・ディラック分布関数を導くことができる。
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10週 |
統計力学3 |
ボーズ・アインシュタイン分布関数を導くことができる。フェルミ準位とキャリヤ密度の関係を導くことができる。
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11週 |
キャリヤ密度とフェルミ準位1 |
状態密度とフェルミ・ディラック分布関数よりキャリヤ密度を導くことができる。
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12週 |
キャリヤ密度とフェルミ準位2 |
真性キャリヤ密度、真性フェルミ準位を計算できる。
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13週 |
半導体の電気伝導1 |
半導体でのキャリヤ密度、移動度とオームの法則を理解できる。
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14週 |
半導体の電気伝導2 |
キャリヤ連続の式を説明できる。
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15週 |
半導体の電気伝導3 |
キャリヤ連続の式の計算ができる。
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16週 |
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評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |