到達目標
◇様々な統計手法を理解し,実際の問題に対して応用して与えられた課題を解くことが出来る。
◇学習した統計手法を用いて,自ら設定した課題を分析することが出来る。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
統計手法の理解と応用 | 様々な統計手法を理解し,実際の問題に対して応用して与えられた課題を解くことが出来る。 | 様々な統計手法を理解し,教科書の問題を解くことが出来る。 | 様々な統計手法について理解せず,教科書の問題を解くことができない。 |
課題の発見と分析 | 学習した統計手法を用いて,自ら設定した課題を分析することが出来る。 | 課題に対して,基礎的な統計手法を適用できる。 | 課題に対して適切な統計手法を選定できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本講義は統計学を基礎とし,土木環境分野で用いられる統計手法について学ぶものである。
授業の進め方・方法:
各種検定法や多変量解析について学ぶが,講義と「R」を用いた演習を組み合わせて進める。Rはフリーソフトなので,各自インストールして用いること。
評価方法:
過大40%,最終レポート60%
参考図書:
・滝沢智『環境工学系のための数学』数理工学社,2004年,519/Ta71c
・粕谷英一『生物学を学ぶ人のための統計のはなし~きみにも出せる有意差~』文一総合出版,1998年,461.9/Ka79s
・青木繁伸『Rによる統計解析』オーム社,2009年,417/A53r
・石居進『生物統計学入門』培風館,1975年,417/I71s
・ダレル・ハフ(著),高木秀玄(翻訳)『統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門(ブルーバックス 120)』講談社,1968年,417/Hu98t
・Nicholas J. Gotelli・Aaron M. Ellison “A Primer Of Ecological Statistics” Sinauer Associates Inc,2004
注意点:
※※※本講義では,各自でPCを用意することが必要です.※※※
統計処理等は実際の現場ではソフトウェアで計算することが一般的である。理論については数学の統計学に内容を譲ることとし,本講義では難しい理論は極力省き,統計手法の意味や使い方に焦点を当てる。統計手法は身につけると大きな武器となる。数学が苦手な者も構えずに勉強してもらいたい。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス,確率統計学に関する基礎知識 |
確率統計学に関する基礎知識について理解する
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2週 |
推測統計学① |
仮説検定とは何かについて理解する
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3週 |
推測統計学② |
母分散の差の検定(等分散の検定)について理解する
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4週 |
推測統計学③ |
平均値の差の検定(t検定)について理解する
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5週 |
推計統計学④ |
母分布の適合度検定について理解する
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6週 |
推計統計学⑤ |
独立性の検定について理解する
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7週 |
推計統計学⑥ |
一元配置分散分析について理解する
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8週 |
推計統計学⑦ |
Kruskal-Wallisの検定について理解する
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2ndQ |
9週 |
推計統計学⑧ |
二元配置分散分析について理解する
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10週 |
多変量解析① |
重回帰分析について理解する
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11週 |
多変量解析② |
クラスター分析について理解する
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12週 |
多変量解析③ |
主成分分析について理解する
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13週 |
数値統計 |
モンテカルロ法について理解する
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14週 |
課題の発見と統計処理① |
自ら設定した課題に対し,学んだ統計手法を適用して分析できる
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15週 |
課題の発見と統計処理② |
自ら設定した課題に対し,学んだ統計手法を適用して分析できる
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16週 |
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評価割合
| 課題 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 60 | 100 |
統計手法の理解と応用 | 40 | 0 | 40 |
課題の発見と分析 | 0 | 60 | 60 |