応用物理C

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 応用物理C
科目番号 4001 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 プリントを配布
担当教員 津田 潔

到達目標

・編入・就職試験対策もかねて、社会人としての実用的な文章の書き方を実践的に習得する。
・ことばについて分析的に捉える経験をし、それを自己の表現の中に活かせるようにする。
・専門以外の学習を通して、多角的な観点から物事を考える視野や態度を養う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1主張が明確である。主張が曖昧である。主張したい点が判らない。
評価項目2論理構成が堅固である。論理構成に曖昧な箇所がある。論理的に説明されていない。
評価項目3字数制限が守れている。字数制限に対し僅かに超過している。字数制限に対し大幅に超過している,あるいは,少なすぎる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
日本語による表現技術の向上を実践的に図る中で、日本語によるコミュニケーション力の基礎力を身につける。
授業の進め方・方法:
講義形式で授業を行う。適宜、演習問題を課題レポートとするので提出すること。
注意点:
論理的かつ説得力のある文章が書け、ことばのしくみや慣習の概要が理解されたかどうかをレポートにより評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
微分・積分の基本事項の確認
微分積分の意味を理解し、基本的な計算できる。
2週 変位、速度、加速度、運動の法則 変位、速度、加速度が時間に対して微分・積分の関係にあることが理解でき、基本的な計算ができる。また、運動の法則を説明できる。
3週 運動方程式と微分方程式 運動方程式は数学的には微分方程式であることを理解し、基本的な微分方程式が解ける。
4週 等加速度直線運動、円運動 等加速度直線運動、円運動について運動方程式を立てて解くことができる。
5週 単振動、単振り子 単振動、単振り子について運動方程式を立てて解くことができる。
6週 運動エネルギーと位置エネルギー、力学的エネルギー保存則 運動方程式を変形してエネルギー保存則を導き出せる。
7週 運動量、運動量保存則 運動方程式を変形して運動量保存則を導き出せる。
8週 前半のまとめ 演習問題を行う
2ndQ
9週 ベクトルの基本事項の確認 ベクトルの意味を理解し、スカラー積、ベクトル積、行列式など基本的な計算ができる。
10週 剛体の運動 剛体について理解し、その重心やつり合いについて基本的な計算ができる。
11週 力のモーメントと角運動量、角運動量保存則 力のモーメントと角運動量について理解し、基本的な事例に対して計算ができる。また、角運動量保存則について説明できる。
12週 剛体の回転運動 剛体の回転運動方程式を理解し、解くことができる。
13週 慣性モーメント 慣性モーメントを理解し、簡単な形状の剛体について計算できる。
14週 後半のまとめ 演習問題を行う
15週 本科目のまとめ 試験の解説と復習、本授業のまとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理力学物体の変位、速度、加速度を微分・積分を用いて相互に計算することができる。3前2
簡単な運動について微分方程式の形で運動方程式を立て、初期値問題として解くことができる。3前3,前4
万有引力による位置エネルギーに関する計算ができる。3前5
力のモーメントを求めることができる。3前9
角運動量を求めることができる。3前9
角運動量保存則について具体的な例を挙げて説明できる。3前10
剛体における力のつり合いに関する計算ができる。3前9
重心に関する計算ができる。3前12
一様な棒などの簡単な形状に対する慣性モーメントを求めることができる。3前14
剛体の回転運動について、回転の運動方程式を立てて解くことができる。3前13

評価割合

試験口頭発表相互評価態度小課題期末レポート合計
総合評価割合025002550100
基礎的能力025002550100
0000000