到達目標
1.オペアンプの特性を説明できる.オペアンプを用いた基本的な回路の動作を説明できる.
2.現実のオペアンプ使用の問題点・解決について理解できる.
3.マルチバイブレータの概念・実装が理解できる.
4.発振回路の特性,動作原理を説明できる.
5.AM復調回路,FM復調回路の動作原理が説明できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安(可) | 未到達レベルの目安 |
評価項目1
オペアンプ回路 | オペアンプの基本動作,活用法について,詳細に説明することができる. | オペアンプの基本動作,活用法について,説明することができる. | オペアンプを用いた基本的な増幅回路を説明できる. | オペアンプを用いた基本的な増幅回路を説明できない. |
評価項目2
現実のオペアンプ | 現実のオペアンプ使用の問題点・解決案が詳細に説明できる. | 現実のオペアンプ使用の問題点・解決案が理解できない. | 現実のオペアンプ使用の問題点が理解できる. | 現実のオペアンプ使用の問題点が理解できない. |
評価項目3
マルチバイブレータ | マルチバイブレータの概念と実装が詳細に説明できる. | マルチバイブレータの概念と実装が理解できる. | マルチバイブレータの概念が理解できる. | マルチバイブレータの概念が理解できない. |
評価項目4
発振回路 | 発振回路の特性,動作原理を説明できる. | 発振回路の特性,動作原理が理解できる. | 発振回路の特性,動作原理が少し理解できる. | 発振回路の特性,動作原理が説明できない. |
評価項目5
変調・復調回路 | AM復調回路,FM復調回路の動作原理が説明できる. | AM復調回路,FM復調回路の動作原理が理解できる. | AM復調回路,FM復調回路の動作原理が少し理解できる. | AM復調回路,FM復調回路の動作原理が説明できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
前半は理想的なオペアンプ,現実のオペアンプについて学習を行う.オペアンプの応用回路も少し学習を行う.
後半はオペアンプの応用回路,マルチバイブレータ,発振回路,変調・復調の順に学習を行う.
授業の進め方・方法:
座学を中心とする.
時間があれば,シミュレーションソフトで理解を深める.
注意点:
座学ではノート,筆記用具などを使用する.(iPadなどによる電子ノート使用を認める)
遠隔授業として計画通り進めるため,授業中にノートをまとめる十分な時間はない.レコーディングされた授業ビデオを活用すること.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
理想的なオペアンプの基本動作 |
理想的なオペアンプの基本動作が理解できる.
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2週 |
オペアンプの電圧・電流,基本回路(反転,非反転) |
オペアンプの解析に必要な理論が理解できる.
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3週 |
現実のオペアンプ使用の問題点(A, Ri, Ro, 出力制限) |
現実のオペアンプ使用の問題点・解決について理解できる.
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4週 |
現実のオペアンプ使用の問題点(CMRR, Vos, Ios) |
現実のオペアンプ使用の問題点・解決について理解できる.
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5週 |
現実のオペアンプ使用の問題点(BW, SR) |
現実のオペアンプ使用の問題点・解決について理解できる.
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6週 |
オペアンプの基礎(反転,非反転増幅回路・応用問題) |
オペアンプの応用回路の動作が理解できる.
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7週 |
オペアンプの応用回路(Voltage follower,比較器) |
オペアンプの応用回路の動作が理解できる.
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
オペアンプの応用回路(Schmitt trigger, 出力制限比較器) |
オペアンプの応用回路の動作が理解できる.
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10週 |
オペアンプの応用回路(Window comparator・加算・減算増幅器) |
オペアンプの応用回路の動作が理解できる.
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11週 |
オペアンプの応用回路(微分器,積分器) |
オペアンプの応用回路の動作が理解できる.
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12週 |
マルチバイブレータの概念(Bistable MV, Monostable MV, Astable MV) |
マルチバイブレータの概念が理解できる.
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13週 |
双安定MV(Bistable MV)とModeling・Stableの概念 |
マルチバイブレータの概念が理解できる.
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14週 |
非安定MV(Astable MV),単安定MV(Monostable MV) |
マルチバイブレータの概念が理解できる.
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15週 |
発振回路,振幅変調,周波数変調,復調 |
発振回路の特性,振幅変調回路,周波数変調回路,AM復調回路,FM復調回路の動作原理が説明できる.
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 電子回路 | 演算増幅器の特性を説明できる。 | 4 | |
演算増幅器を用いた基本的な回路の動作を説明できる。 | 4 | |
発振回路の特性、動作原理を説明できる。 | 4 | |
変調・復調回路の特性、動作原理を説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 40 | 70 |
専門的能力 | 30 | 0 | 30 |