情報処理特論Ⅱ

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 情報処理特論Ⅱ
科目番号 0009 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 自作教材(プリント)を提示・配布
担当教員 福本 徹

到達目標

情報技術を取り巻く各種の要素技術とその実際応用における理解でき、技術者としての困難を乗り越えらえる思考力を持つことができるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1情報技術の現状を理解し、改善のための提案ができる情報技術の現状が理解できる情報技術の現状が理解できない
評価項目2これからの技術者としての在るべき姿を思考・判断し、表現できるようになるこれからの技術者としての在るべき姿を理解できるこれからの技術者としてのあるべき姿を理解できない
評価項目3知的財産の実際の運用について提案することができる知的財産の運用について理解できる知的財産の運用について理解できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
情報技術を取り巻く各種の要素技術とその実際応用における今日的課題について扱う。
情報処理分野の最新技術について紹介するとともに,実践的知識として企業や組織における技術者のあり方について
学習する。
授業の進め方・方法:
内容面では、講師の様々な経験と業績を生かす。
授業方法は、「教えて考えさせる授業」をめざして講義形式は極力減らし、学生の思考判断を促すように「アクティブ・ラーニング」形式を毎時間行う。
注意点:
学生参加型の授業である。ほぼ毎回提出物があるので毎時間A4の紙を1枚用意すること。提出物の内容は講義を聞いていれば解けるレベルであるので心配は要らない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
情報数学の基本
コンピュータサイエンスで用いる集合概念について理解できるようになる
2週 データベースの基礎 関係データベースの基礎概念について理解できるようになる
3週 メディアリテラシー(1)
概念の理解
メディアリテラシーとは何かについて理解できるようになる
4週 技術者としてのキャリアデザイン(1)
労働法制の理解
労働法制の基礎について理解できるようになる
5週 技術者としてのキャリアデザイン(2)
労働法制の実際
労働法制の運用について理解できるようになる
6週 技術者としてのキャリアデザイン(3)
技術者としてどのように生きるか
技術者のキャリアについて思考できるようになる
7週 記号論から見た情報概念(1) 記号と情報表現について理解できるようになる
8週 記号論から見た情報概念(2) 記号と情報表現について思考し表現できるようになる
4thQ
9週 メディアリテラシー(2)
演習
次週の表現活動に向けての準備を行い、80%の完成をみる
10週 メディアリテラシー(3)
表現活動
表現活動を行う
11週 知的財産について(1)
制度の理解
知的財産、特に特許について概要と仕組みを理解できるようになる
12週 知的財産について(2)
運用の理解
知的財産が企業でどのように運用されているかを理解できるようになる
13週 知的財産について(3)
特許の実際について
身の回りの特許について思考・判断し、表現できるようになる
14週 本講義のまとめ これまでの講義を振り返り、知識・技能の体系化を図ることができるようになる
15週 試験
16週 試験の返却、解答解説と復習
本講義のまとめ
これまで学んだことを振り返り、思考判断することができるようになる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野その他の学習内容少なくとも一つの具体的なコンピュータシステムについて、起動・終了やファイル操作など、基本的操作が行える。3
少なくとも一つの具体的なオフィススイート等を使って、文書作成や図表作成ができ、報告書やプレゼンテーション資料を作成できる。3
少なくとも一つのメールツールとWebブラウザを使って、メールの送受信とWebブラウジングを行うことができる。3
データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。2
データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。1
メディア情報の主要な表現形式や処理技法について説明できる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合751001500100
基礎的能力250050030
専門的能力255050035
分野横断的能力255050035