科学技術日本語Ⅰ

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 科学技術日本語Ⅰ
科目番号 0005 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 一般教育科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 留学生・技術研修生のための使える日本語・数学・化学の教科書、ワーク等、他配布プリント
担当教員 兵藤 桃香

到達目標

この科目は長岡高専の教育目標の(B)と主体的に関わる。この科目の到達目標と成績評価上の重み付け、各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連性を以下の表に示す。
1) 理数系科目の必須用語の習得。 50%(b2)
2) 理数系科目特有の用語を正しく読め理解し問題を解くことができる。50%(b2)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
理数系科目の必須用語の習得既習用語を習得し間違いなく運用できている既習用語を概ね習得し運用できている既習用語を概ね習得できている左記に達していない。
理数系科目特有の用語を正しく理解し運用することができる既習用語を使用語彙としており、自力で問題文を理解し問題が解ける既習用語を使用語彙としており、自力で問題文をだいたい理解し問題が解ける既習用語を概ね理解語彙としており、サポートがあれば問題文を理解し問題が解ける左記に達していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この科目では、理工学系の科目に対応する基礎部分の育成を目指す。2学年になった際に、より高度な専門日本語への橋渡しが可能となることを目的とする。
授業の進め方・方法:
『留学生・技術研修生のための使える日本語』と数学・化学の教科書をベースにし、範囲に対応しているドリルを用いて理数系科目の基礎用語を幅広く学んでいく。主には、用語の確認、使用例など実践に近づけイメージしながら進めていく。
また、最低限必要となる理工学に特化した漢字も同時に学習する。
※内容は学生の能力に応じ適宜変動の可能性あり
注意点:
1.遅刻・無断欠席及び飲食厳禁(何らかの手段で連絡をすること)
2.予習をしてくること
3.宿題を提出すること

本科目は本来、面接授業として実施を予定していたものであるが、新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態において、必要に応じ遠隔授業として実施するものである。 

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス説明
数の読み方
シラバスの理解
数の読み方を理解し、読め、書ける
2週 式の読み方 式に出てくる漢字や記号がわかり、適切に使用できる
3週 割合を表す表現
曖昧な表現
割合で使用する用語の理解と運用ができる
曖昧な表現を理解し適切に使用できる
4週 図形①
平面図形の名前
平面図形の名前を漢字でも書ける
5週 図形②
空間・立体図形の名前
空間・立体図形の名前を漢字でも書ける
6週 図形に関する表現
中間試験範囲復習
図形に関する表現が適切に使用できる
7週 前期中間試験 試験時間:50分
8週 単位 単位の漢字を理解し、読め書ける
2ndQ
9週 位置を表す表現 位置を表す漢字を理解し、読め書ける
10週 手を動かす基本動作 手を動かす基本動作の用語を理解し、使用できる
11週 ものを動かす基本動作① ものを動かす基本動作①の用語を理解し、使用できる
12週 ものを動かす基本動作② ものを動かす基本動作②の用語を理解し、使用できる
13週 ものの形を変える基本動作① ものの形を変える基本動作①の用語を理解し、使用できる
14週 ものの形を変える基本動作② ものの形を変える基本動作②の用語を理解し、使用できる
15週 前期末試験 試験時間:50分
16週 試験解説と発展授業
試験返却と学習のまとめ
後期
3rdQ
1週 前期内容の総まとめ
道具や手を使う動作①
道具や手を使う動作①の用語を理解し、使用できる
2週 道具や手を使う動作② 道具や手を使う動作②の用語を理解し、使用できる
3週 水を使う動作 水を使う動作の用語を理解し、使用できる
4週 火を使う動作 火を使う動作の用語を理解し、使用できる
5週 電気を使う動作 電気を使う動作の用語を理解し、使用できる
6週 物質の三態と材質
試験範囲復習
物質の三態と材質の用語を理解し、使用できる
7週 後期中間試験 試験時間:50分
8週 目で見た性質・状態①
目で見た性質・状態①の用語を理解し、使用できる
4thQ
9週 目で見た性質・状態② 目で見た性質・状態②の用語を理解し、使用できる
10週 目で見た性質・状態③ 目で見た性質・状態③の用語を理解し、使用できる
11週 目で見た性質・状態④
擬態語
目で見た性質・状態④の用語を理解し、使用できる
12週 手で触った性質・状態① 手で触った性質・状態①の用語を理解し、使用できる
13週 手で触った性質・状態②
擬態語
手で触った性質・状態②の用語を理解し、使用できる
14週 耳で聞いた性質・状態・擬音語
変化を表す表現
耳で聞いた性質・状態・擬音語の用語を理解し、使用できる
15週 後期末試験 試験時間:50分
16週 試験解説と発展授業 試験返却と学習のまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験出席・態度宿題小テスト発表合計
総合評価割合6010101010100
基礎的能力6010101010100
専門的能力000000
分野横断的能力000000