機械工学実験実習Ⅰ

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 機械工学実験実習Ⅰ
科目番号 0016 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材
担当教員 金子 健正,機械工学科 学科長

到達目標

(科目コード:11010,英語名:Experiments in Mechanical Engineering I)
この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる.この科目の到達目標と,各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を,到達目標,評価の重み,学習・教育目標との関連の順で次に示す.
① 基礎的な工作技術・技能や加工技術・技能を習得する. 100% (d3)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1基礎的な工作技術・技能や加工技術・技能を詳細に習得する.基礎的な工作技術・技能や加工技術・技能を習得する.基礎的な工作技術・技能や加工技術・技能を概ね習得する.左記に達していない.
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機械技術者の基礎的素養として,機械工作法と工作機械類およびその関連分野について理解し,工作・加工技術と技能を習得することを目的とする.そのために,機械工作と機械加工,およびその関係分野についての様々な実習を行う.
関連する科目:機械工学実験実習Ⅱ(次年度履修)
授業の進め方・方法:
4つのテーマについて,少人数のグループに分かれて実習する.
注意点:
安全第一であるので,指導教職員の注意をきちんと守って実習を行うこと.服装と履物については危険でないものを着用すること.この実習で積んだ経験が3年次の「総合製作」や5年次の「卒業研究」で必ず役に立つので,積極的に実習に取り組んでもらいたい.
評価は実習状況(出席と実習態度)と各テーマの期限までに提出された実習レポートの平均によって行われる.やむを得ず欠席する場合は,必ず担当職員または機械工学科長に申し出ること.実習状況が悪い場合には,減点することがある.また実習レポートの提出期限は厳守し,すべて提出すること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 導入教育,安全教育 機械加工における安全について理解する.
2週 旋盤 旋盤作業について習得する.
3週 旋盤 旋盤作業について習得する.
4週 旋盤 旋盤作業について習得する.
5週 フライス盤 フライス盤作業について習得する.
6週 フライス盤 フライス盤作業について習得する.
7週 フライス盤 フライス盤作業について習得する.
8週 (中間試験)
2ndQ
9週 手仕上げ 手仕上げ作業について習得する.
10週 手仕上げ 手仕上げ作業について習得する.
11週 手仕上げ 手仕上げ作業について習得する.
12週 測定 測定作業について習得する.
13週 測定 測定作業について習得する.
14週 測定 各種機械工作法および安全について理解する.
15週 ビデオ学習 各種機械工作法および安全について理解する.
16週 予備日
後期
3rdQ
1週 旋盤(2) 旋盤作業について習得する.
2週 旋盤(2) 旋盤作業について習得する.
3週 旋盤(2) 旋盤作業について習得する.
4週 フライス盤(2) フライス盤作業について習得する.
5週 フライス盤(2) フライス盤作業について習得する.
6週 フライス盤(2) フライス盤作業について習得する.
7週 (中間試験)
8週 溶接 溶接作業について習得する.
4thQ
9週 溶接 溶接作業について習得する.
10週 溶接 溶接作業について習得する.
11週 直動装置の分解・組み立て 直動装置の分解・組み立て作業について習得する.
12週 直動装置の分解・組み立て 直動装置の分解・組み立て作業について習得する.
13週 直動装置の分解・組み立て 直動装置の分解・組み立て作業について習得する.
14週 ビデオ学習 各種機械工作法および安全について理解する.
15週 ビデオ学習 各種機械工作法および安全について理解する.
16週 予備日

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。3前1
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。3前1
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。3前1
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。3前16
専門的能力分野別の工学実験・実習能力機械系分野【実験・実習能力】機械系【実験実習】実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。4前1
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。4前1
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。4前1
ノギスの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。4前12
マイクロメータの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。4前13
ダイヤルゲージ、ハイトゲージ、デプスゲージなどの使い方を理解し、計測できる。4前14
けがき工具を用いてけがき線をかくことができる。4前9
やすりを用いて平面仕上げができる。4前10
ねじ立て工具を用いてねじを切ることができる。4前11
アーク溶接の原理を理解し、アーク溶接機、アーク溶接器具、アーク溶接棒の扱い方を理解し、実践できる。4後8
アーク溶接の基本作業ができる。4後9
旋盤主要部の構造と機能を説明できる。4前2
旋盤の基本操作を習得し、外丸削り、端面削り、段付削り、ねじ切り、テ―パ削り、穴あけ、中ぐりなどの作業ができる。4前3
フライス盤主要部の構造と機能を説明できる。4前5
フライス盤の基本操作を習得し、平面削りや側面削りなどの作業ができる。4前6
ボール盤の基本操作を習得し、穴あけなどの作業ができる。4前9

評価割合

レポート合計
総合評価割合100100
基礎的能力00
専門的能力100100
分野横断的能力00