デジタル回路

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 デジタル回路
科目番号 0026 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子システム工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 堀 桂太郎、図解論理回路入門、森北出版
担当教員 竹内 麻希子

到達目標

(科目コード:21596,英語名:Digital Circuits)
この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる。この科目の到達目標と、各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を、到達目標、評価の重み、学習・教育目標との関連の順で次に示す。①デジタル回路とアナログ回路の違いを理解する。25% (c2)(d1)、②2進数-10進数-16進数変換を理解する。25% (c1)(d1)、③ゲート記号やその働きを理解する。 25% (d1)、④ブール代数と基本論理演算を理解する。25% (d1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベル未到達レベルの目安
評価項目1デジタル回路とアナログ回路の違いを詳細に理解できる。デジタル回路とアナログ回路の違いを理解できる。デジタル回路とアナログ回路の違いを概ね理解できる。左記に達していない。
評価項目22進数-10進数-16進数変換を詳細に理解できる。2進数-10進数-16進数変換を理解できる。2進数-10進数-16進数変換を概ね理解できる。左記に達していない。
評価項目3ゲート記号やその働きを詳細に理解できる。ゲート記号やその働きを理解できる。ゲート記号やその働きを概ね理解できる。左記に達していない。
評価項目4ブール代数と基本論理演算を詳細に理解できる。ブール代数と基本論理演算を理解できる。ブール代数と基本論理演算を概ね理解できる。左記に達していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本講義では、デジタル回路に関する基本的な事項について講義を行う。デジタル回路とアナログ回路の違い、デジタル回路の数表現、ハードウエアの基本となる論理回路について解説する。
○関連する科目:基礎情報処理(前年度履修)、プログラミング(本年度履修)、論理回路(次年度履修)
授業の進め方・方法:
スライドを利用した授業を行う。必要に応じてプリントを配布する。また、授業の後半では演習を実施する。
注意点:
論理回路を学ぶ基礎として、2 進-10進-16進数変換や四則演算が必要である。また、ブール代数という新しい数学のジャンルを学ぶためにも、これまでの基礎的な計算力を身につけておくこと。講義の中で演習も取り入れるため、講義の予習および復習を十分に行うこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 デジタルとアナログの違い デジタルとアナログの違いが理解できる。
2週 記数法 記数法が理解できる。
3週 2進数とn進数の相互変換(1) 2進数とn進数の相互変換ができる。
4週 2進数とn進数の相互変換(2) 2進数とn進数の相互変換ができる。
5週 負数の表現 負数の表現ができる。
6週 符号体系(1) 符号体系を理解できる。
7週 符号体系(2) 符号体系を理解できる。
8週 中間試験 試験時間:50分
4thQ
9週 試験解説および基本論理回路(1) 学んだ知識の再確認と修正ができる。基本論理回路の基礎が理解できる。
10週 基本論理回路(2) 基本論理回路の基礎が理解できる。
11週 基本論理回路(3) 基本論理回路の基礎が理解できる。
12週 ブール代数と基本論理演算(1) ブール代数と基本論理演算が理解できる。
13週 ブール代数と基本論理演算(2) ブール代数と基本論理演算が理解できる。
14週 ブール代数と基本論理演算(3) ブール代数と基本論理演算が理解できる。
15週 ブール代数と基本論理演算(4) ブール代数と基本論理演算が理解できる。
16週 期末試験
17週:試験解説・発展授業
試験時間:50分

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3後2,後3,後4

評価割合

中間試験期末試験合計
総合評価割合5050100
基礎的能力5050100
専門的能力000
分野横断的能力000