科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 国語
科目番号 0078 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子システム工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『精選現代文B改訂版』三省堂(3年次購入済)
担当教員 猪平 直人,熊尾 紗耶

到達目標

(科目コード 20040 Literature)
この科目は長岡高専の教育目標の(B)と主体的に関わる.この科目の到達目標と,成績評価上の重み付け,各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連の順でに示す.①高度な内容の論理的文章を理解する。 40% (a1)(a2) ②豊かな語彙力を身につけ、言語感覚を磨く。 20% (b2) ③論理的で明快な文章を書けるようにする。 40% (b1)(b2)
3学年までの学習活動を土台に、読解力と表現力の両面から、より高度な学習活動を展開する。語彙力や論理的な思考力・表現力などは、文章を実際に読解することによって錬成される面が大きい。そこで、4学年では、高度な内容の現代文の読解を中心として、あわせて文章作成にも取り組み、国語力の拡充を目指す。          〇関連する科目:国語(1~4学年履修)、文学Ⅰ(後期選択履修)・日本言語文化(専攻科1年後期選択履修)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安基礎的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1高度な内容の論理的文章を具体例に即して理解し、的確に説明することができる。高度な内容の論理的文章の主旨を正確に理解できる。高度な内容の論理的文章を理解できる。左記に達していない。
評価項目2豊かな語彙力と、正確な言語感覚を身に付ける。標準的な語彙力を身につけ、正しい言語表現を用いることができる。基本的な語彙と言語表現の力を身に付けている。左記に達していない。
評価項目3論理的かつ読者を惹きつける、明快な文章を書くことができる。論理的で明快な文章を書くことができる。論理的な文章を書く基本的な力がある。左記に達していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
3学年までの学習活動を土台に、読解力と表現力の両面から、より高度な学習活動を展開する。語彙力や論理的な思考力・表現力などは、文章を実際に読解することによって錬成される面が大きい。そこで、4学年では、高度な内容の現代文の読解を中心として、あわせて文章作成にも取り組み、国語力の拡充を目指す。
〇関連する科目:国語(1~4学年履修)、文学Ⅰ(後期選択履修)・日本言語文化(専攻科1年後期選択履修)
授業の進め方・方法:
講義による読解と、文章の作成を行う。また授業中、各自で作成した文章を相互に添削・批評する。
注意点:
予習・復習を欠かさないこと。課題は必ず期日までに提出すること。国語辞典を携帯して、適宜利用すること。さらに、日常生活における読書習慣を確立させておきたい。本科目は本来、面接授業として実施を予定していたものであるが、新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態において、必要に応じ遠隔授業として実施するものである。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンスと学習課題の提示 授業の実施方法と学習課題を確認する。
2週 現代評論読解⑴ 評論文の主旨を理解し、指摘されている問題を、現実の社会に即して把握する。
3週 現代評論読解⑵ 評論文の基本的な内容・構成を確認する。
4週 現代評論読解⑶ 評論文の内容を理解し、指摘されている問題点を確認する。
5週 現代評論読解⑷ 評論文で指摘されている問題を、現実の社会に即して把握する。
6週 文章表現力の錬成⑴ テーマに即して文章を作成し、自分の考えを述べる。
7週 文章表現力の錬成⑵ 文章を交換して相互に添削・批評を行う。
8週 文章表現力の錬成⑶ 添削・批評をふまえて文章を推敲し、完成させる。
2ndQ
9週 現代評論読解⑸ 評論文の基本的な内容・構成を確認する。
10週 現代評論読解⑹ 評論文の内容を理解し、指摘されている問題点を確認する。
11週 現代評論読解⑺ 評論文で指摘されている問題を、現実の社会に即して把握する。
12週 現代評論読解⑻ 評論文の基本的な内容・構成を確認する。
13週 現代評論読解⑼ 評論文の内容を理解し、指摘されている問題点を確認する。
14週 現代評論読解⑽ 評論文で指摘されている問題を、現実の社会に即して把握する。
15週 現代評論読解⑾ 評論文で指摘されている問題について、改善策などを考察する。
16週 発展授業 学習のまとめと振り返り。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前9,前10,前11,前12,前13,前14
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前9,前10,前11,前12,前13,前14
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3前9,前10,前11
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3前1,前2,前3,前4,前5,前9,前10,前11,前12,前13,前14
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前9,前10,前11,前12,前13,前14
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前9,前10,前11,前12,前13,前14
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前9,前10,前11,前12,前13,前14
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3前6,前7,前8
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3前6,前7,前8
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3前6,前7,前8
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3前6,前7,前8
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3前6,前7,前8,前15
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3前6,前7,前8,前15
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3前6,前7,前8,前15
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3前6,前7,前8,前15

評価割合

課題(読解)課題(作文)合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力3020000050
専門的能力0000000
分野横断的能力3020000050