到達目標
(科目コード:21511,英語名:Fourier Analysis)
この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる。この科目の到達目標と、各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を、到達目標、評価の重み、学習・教育目標との関連の順で次に示す。
①フーリエ級数、フーリエ変換の性質と計算方法を理解する.35%(c1)、②変調の意味について理解する.30%(d1)、③振幅変調について変調波の式や発生方法について理解する.35%(d1)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | フーリエ級数、フーリエ変換の性質と計算方法を詳細に理解する. | フーリエ級数、フーリエ変換の性質と計算方法を理解する. | フーリエ級数、フーリエ変換の性質と計算方法を概ね理解する. | 左記に達していない. |
評価項目2 | 変調の意味について詳細に理解する. | 変調の意味について理解する. | 変調の意味について概ね理解する. | 左記に達していない. |
評価項目3 | 振幅変調について変調波の式や発生方法について詳細に理解する. | 振幅変調について変調波の式や発生方法について理解する. | 振幅変調について変調波の式や発生方法について概ね理解する. | 左記に達していない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
信号理論と信号伝送の基礎を修得し、実際に用いられている各種の変調や通信方式について学ぶ。
○関連する科目:デジタル信号処理(前年度履修)
授業の進め方・方法:
適宜、補助教材のプリントを用いる。
この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習としてレポート課題などを実施する。
注意点:
本科目は本来、面接授業として 実施を予定していたもの であるが 、新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態において、必要に応じ遠隔授業として 実施 するものである。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
フーリエ級数 |
フーリエ級数の計算方法について理解する。
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2週 |
指数フーリエ級数 |
指数フーリエ級数の計算方法について理解する。
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3週 |
フーリエ変換 |
フーリエ変換の計算方法について理解する。
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4週 |
フーリエ変換の性質 |
偶・奇関数の変換、対称性の性質について理解する。
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5週 |
フーリエ変換の性質 |
時間軸と周波数軸上での縮尺性、時間と周波数の推移について理解する。
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6週 |
フーリエ変換の性質 |
たたみ込み積分について理解する。
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7週 |
通信システムと通信媒体 |
種々の通信システムと通信媒体について理解する。
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8週 |
変調の意味 |
フーリエ解析を用いて、搬送波を用いた変調方式について理解する。
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2ndQ |
9週 |
振幅変調 |
振幅変調の基本的な式を理解する。
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10週 |
振幅変調 |
振幅変調の時間波形、周波数スペクトルを理解する。
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11週 |
振幅変調 |
振幅変調の帯域幅、変調の方法を理解する。
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12週 |
単側波帯通信 |
単側波帯通信の原理について理解する。
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13週 |
振幅変調の復調理論 |
振幅変調の復調の式について理解する。
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14週 |
振幅変調の復調理論 |
振幅変調の復調方法について理解する。
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15週 |
振幅変調の復調理論、まとめ |
同期検波、ヘテロダイン方式について理解する。これまでのまとめを行う。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 小テストまたは期末課題 | 一般課題 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 25 | 5 | 100 |
基礎的能力 | 35 | 10 | 5 | 50 |
専門的能力 | 35 | 15 | 0 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |