科学技術英語Ⅱ

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 科学技術英語Ⅱ
科目番号 0163 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子システム工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 自作プリント
担当教員 矢野 昌平,山本 和英

到達目標

(科目コード:21341, 英語名:English for Science and Technology Ⅱ)
この科目は長岡高専の学習・教育目標の(D)と主体的に関わる。この科目の到達目標と、各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を、到達目標、評価の重み、学習・教育目標との関連の順で次に示す。①文法の基礎、英文読解力をつける。25% (D3)(D4)、②科学技術の英語での文章表現を習得する。25% (D2)(D4)、③自分の意見を英語で相手に伝えることができる。35% (D3)(D4)、④英語の学術論文の概要を理解して、日本語で説明できる。15% (D4)(G1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1文法の基礎、英文読解力が確実に身についている。文法の基礎、英文読解力が身についている。文法の基礎、英文読解力が概ね身についている。左記に達していない。
評価項目2科学技術の英語での文章表現が確実に習得できている。科学技術の英語での文章表現が習得できている。科学技術の英語での文章表現が概ね習得できている。左記に達していない。
評価項目3自分の意見を英語で相手に詳細に伝えることができる。自分の意見を英語で相手に伝えることができる。自分の意見を英語で相手に伝えることが概ねできる。左記に達していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
YouTube上にある英語プレゼン動画(主にTED)を字幕なしで閲覧し、その内
容について英作文を作成することで実践的な英語利用能力の向上を目指す。本
授業では「正しい英語を学ぶ」のではなく「通じる英語を使う」ことに重点を
置いて、文法や語彙等の知識ではなく英語による運用能力の向上を図る。題材
となる動画はすべて非母語話者(日本人)の話す10分前後の英語で、これに
よってまとまった量の英語を英語として理解することに集中する。さらにこの
動画内容に対して毎回作文をすることで英語を書く経験を積む。
〇関連する科目:科学技術英語I(前年度履修)
授業の進め方・方法:
英語の基本文法、品詞、用法、修飾関係等これまで学んできた英語の文法を再
度勉強しておくこと。語彙力の向上を心掛け、講義の復習を十分に行うこと。
辞書を使うときには単語の意味だけに注目するのではなく、発音やそれらを用
いた例文もしっかりと確認すること。そして、可能であればそれらを纏めた自
分の英語活用ノートを作ってほしい。
注意点:
到達目標を達成するために、授業以外でも他の英語動画を閲覧するなどの英語
使用経験を積むことが必要である。関連する図書、論文、新聞記事も参考にし
て自学自習を進めること。また英語のみで質疑応答(チャット)を行う機会も
あるので、英語表現についての学習を少しずつ深めていくことが望まれる。
本科目は本来面接授業として実施を予定していたものであるが、新型コロナウ
イルス感染症の拡大による緊急事態において、必要に応じ遠隔授業として実施
するものである。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 概要説明
動画閲覧(1)
(サンプル動画)
講義の目標、進め方を理解し、一般に使われる英語と科学技術英語の違いについて説明できる。サンプルの英語動画を閲覧
し、その内容を概ね理解することができる。動画に対する自分の意見等を書くことができる。
2週 動画閲覧(2)
(透過技術)
英語の動画を閲覧し、その内容を概ね理解することができる。動画に対する自分の意見等を書くことができる。
3週 動画閲覧(3)
(拡張現実)
英語の動画を閲覧し、その内容を概ね理解することができる。動画に対する自分の意見等を書くことができる。基本文型に注意を払い、卒業研究で取り組む技術的な内容を短くても正確に英文にできる。
4週 動画閲覧(4)
(建築デザイン)
英語の動画を閲覧し、その内容を概ね理解することができる。動画に対する自分の意見等を書くことができる。
5週 動画閲覧(5)
(社会ネットワーク)
英語の動画を閲覧し、その内容を概ね理解することができる。動画に対する自分の意見等を書くことができる。
6週 動画閲覧(6)(障害
者を支援する技術)
英語の動画を閲覧し、その内容を概ね理解することができる。動画に対する自分の意見等を書くことができる。
7週 動画閲覧(7)(本当
に必要な技術とは?)
英語の動画を閲覧し、その内容を概ね理解することができる。動画に対する自分の意見等を書くことができる。
8週 動画閲覧(8)
(地球環境問題)
英語の動画を閲覧し、その内容を概ね理解することができる。動画に対する自分の意見等を書くことができる。
2ndQ
9週 動画閲覧(9)
(技術と社会)
分詞が接続詞と動詞を兼ね合わせた働きである英語の動画を閲覧し、その内容を概ね理解することができる。
動画に対する自分の意見等を書くことができる。
10週 動画閲覧(10)
(建築技術)
英語の動画を閲覧し、その内容を概ね理解することができる。
動画に対する自分の意見等を書くことができる。
11週 動画閲覧(11)
(情報の拡散)
英語の動画を閲覧し、その内容を概ね理解することができる。
動画に対する自分の意見等を書くことができる。
12週 動画閲覧(12)
(人工知能)
実英語の動画を閲覧し、その内容を概ね理解することができる。
動画に対する自分の意見等を書くことができる。
13週 3週 動画閲覧(13)
(インターネット)
英語の動画を閲覧し、その内容を概ね理解することができる。
動画に対する自分の意見等を書くことができる。
14週 動画閲覧(14)(宇
宙を構成する物質)
英語の動画を閲覧し、その内容を概ね理解することができる。
動画に対する自分の意見等を書くことができる。
15週 動画閲覧(15)
まとめ
英語の動画を閲覧し、その内容を概ね理解することができる。
動画に対する自分の意見等を書くことができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
英語運用能力向上のための学習関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3

評価割合

章課題15回試験 (期末)合計
総合評価割合6040100
基礎的能力402060
専門的能力101020
分野横断的能力101020