経済学

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 経済学
科目番号 0162 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 青才高志編著『現代経済の解読』御茶の水書房(2018)/プリント,ウェッブ,プレゼンテーション
担当教員 佐藤 公俊

到達目標

(科目コード:10591,英語名:Economics)
この科目は長岡高専の教育目標の(A)と主体的に関わる。この科目の到達目標と,成績評価上の重み付け,各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標と の関連を次の順に示す。 ① 現代の社会経済と福祉社会についての概念,論理,理論を理解する。30% (a1)② 日本資本主義とグローバル資本主義の政治経済システムの形成過程 と現状,今後の方向性・あり方を理解する。50%(a1) ③外部と関係する経済学の現代的社会的な意味を把握する。フェミニズ ムやジェンダー,福祉国家論などの意味を理解する。20% (a1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1現代の社会経済と福祉社会についての概念、論理、理論を詳細に理解できる。現代の社会経済と福祉社会についての概念、論理、理論を理解できる。現代の社会経済と福祉社会についての概念、論理、理論を概ね理解できる。左記に達しない。
評価項目2日本資本主義とグローバル資本主義の政治経済システムの形成過程 と現状、今後の方向性・あり方を詳細に理解できる。日本資本主義とグローバル資本主義の政治経済システムの形成過程 と現状、今後の方向性・あり方を理解できる。日本資本主義とグローバル資本主義の政治経済システムの形成過程 と現状、今後の方向性・あり方を概ね理解できる。左記に達しない。
評価項目3外部と関係する経済学の現代的社会的な意味を詳細に把握する。フェミニズ ムやジェンダー、福祉国家論などの意味を詳細に理解できる。外部と関係する経済学の現代的社会的な意味を把握する。フェミニズ ムやジェンダー、福祉国家論などの意味を理解できる。外部と関係する経済学の現代的社会的な意味を概ね把握する。フェミニズ ムやジェンダー、福祉国家論などの意味を概ね理解できる。左記に達しない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
日本と世界の戦後の経済発展の蓄積様式と経済問題、社会経済体制としての資本主義経済や市場経済と外部との関係を考察する。社会的必要労働を中心とした社会経済構造論の確立につとめる。さらに,市民の自律・協働・連帯による新たな福祉国家体制と将来のあるべき社会体制を展望する。
○関連する科目:現代社会(1年)、世界史(1年)、現代倫理(2年)、日本史(2年)
授業の進め方・方法:
教科書に基づいて基本事項を解説するとともに,プリント・ウェッブ・プレゼンテーション により発展的な事項を補充する。
注意点:
新聞記事の経済欄,社会欄に目を通しておくこと。それとともに将来自分が社会人になった場合のことを想定して,自分がどのような社会的立場,ひいてはどのような世界的立場にあるかを考える習慣を身につけてもらいたい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス:福祉国家とグローバル化、福祉国家の再編 授業の目的を理解するとともに,福祉国家とグローバル化について理解する。
2週 福祉国家論の開拓者:ウェッブ夫妻について(1) ウェッブ夫妻の福祉国家論について理解する。
3週 福祉国家論の開拓者:ウェッブ夫妻について(2) ウェッブ夫妻の福祉国家論について理解する。
4週 福祉国家論の開拓者:ウェッブ夫妻について(3) ウェッブ夫妻の福祉国家論について理解する。
5週 日本経済のあゆみ(1):高度成長期 高度経済成長期の日本経済について理解する。
6週 日本経済のあゆみ(2):安定成長期 安定成長期の日本経済について理解する。
7週 日本経済のあゆみ(3):ゼロ成長期 ゼロ成長期の日本経済について理解する。
8週 日本経済のあゆみ(4):マイナス成長期 マイナス成長期の日本経済について理解する。
2ndQ
9週 世界経済のあゆみ(1) 世界経済のあゆみについて理解する。
10週 世界経済のあゆみ(2) 世界経済のあゆみについて理解する。
11週 世界経済のあゆみ(3) 世界経済のあゆみについて理解する。
12週 世界経済のあゆみ(4) 世界経済のあゆみについて理解する。
13週 金融システムの変容と金融の再編 金融システムの変容と金融の再編について理解する。
14週 産業・経営システム、労働と格差 産業・経営システム、および労働と格差について理解する。
15週 これまでの内容を振り返るとともに,今後の日本と世界のあるべき姿を展望する。 これまでの内容を振り返るとともに,今後の日本と世界のあるべき姿について展望できる。
16週 期末試験
17週:試験解説・発展授業
試験時間:80分

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12
公民的分野自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合60000040100
基礎的能力60000040100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000