物理学ⅡA

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 物理学ⅡA
科目番号 0175 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 配布資料
担当教員 佐藤 秀一

到達目標

(科目コード:31281,英語名:Physics IIA)
この科目は長岡高専の教育目標の(C)と主体的に関わる.
この科目の各到達目標とその評価の重み,そして長岡高専の学習・教育到達目標との関連は以下の通りである.
① 誘電分極現象に関する理解を深める 40% (c1)
② 既習の電磁気学の諸法則を具体的な問題に適用することができる. 60% (c1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1電束に関するガウスの法則を理解し活用できる誘電分極を理解し説明できる誘電分極について理解する左記に達していない
評価項目2既習の電磁気学の諸法則を正確に適用できる既習の電磁気学の諸法則を適用できる既習の電磁気学の諸法則を説明できる左記に達していない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
物理学IA,IBで学習していない初等物理学をカバーする.具体的には,電磁気学の誘電体を含む静電場等に関する講義を行う.静電場に関する様々な演習問題を解くことを通して,電磁気学の理解を深める..
 ○関連する科目:物理学ⅠA・ⅠB(前年度履修),電磁気学ⅡA・ⅡB(前年度履修),物理学ⅡB(後期履修),量子物理(次年度履修)
授業の進め方・方法:
講義と演習
注意点:
3・4年時の電磁気学を総復習して臨むこと.扱う演習問題は3・4年時に扱わなかった発展的問題も含む.指示されなくても自発的に多くの演習問題を解いてみること.
本科目は本来、面接授業として実施を予定していたものであるが、新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態において、必要に応じ遠隔授業として実施するものである.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 電磁気学既習事項の確認
・電界と電気力線
3・4年時の電磁気学の既習事項を確認する
2週 電磁気学既習事項の確認
・電位
3・4年時の電磁気学の既習事項を確認する
3週 基礎演習1
4週 誘電体
・誘電分極
誘電分極現象を理解する
5週 誘電体
・電束に関するガウスの法則
電束に関するガウスの法則を理解する
6週 基礎演習2
7週 基礎演習3
8週 電気影像法 電気影像法を理解する
2ndQ
9週 静電エネルギーと仮想仕事 コンデンサーの極板に作用する力を求めることができる
10週 基礎演習4
11週 基礎演習5
12週 マクスウェル方程式の微分形 マクスウェル方程式の微分形を理解する
13週 電磁波の方程式 電磁波の方程式の導出過程を理解する
14週 演習1 静電場に関する諸問題が解けるようになる
15週 演習2 静電場に関する諸問題が解けるようになる
16週 期末試験 試験時間80分

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力3500001550
専門的能力3500001550
分野横断的能力0000000