到達目標
(科目コード:31281,英語名:Physics IIA)
この科目は長岡高専の教育目標の(C)と主体的に関わる.
この科目の各到達目標とその評価の重み,そして長岡高専の学習・教育到達目標との関連は以下の通りである.
① 誘電分極現象に関する理解を深める 40% (c1)
② 既習の電磁気学の諸法則を具体的な問題に適用することができる. 60% (c1)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 電束に関するガウスの法則を理解し活用できる | 誘電分極を理解し説明できる | 誘電分極について理解する | 左記に達していない |
評価項目2 | 既習の電磁気学の諸法則を正確に適用できる | 既習の電磁気学の諸法則を適用できる | 既習の電磁気学の諸法則を説明できる | 左記に達していない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
物理学IA,IBで学習していない初等物理学をカバーする.具体的には,電磁気学の誘電体を含む静電場等に関する講義を行う.静電場に関する様々な演習問題を解くことを通して,電磁気学の理解を深める..
○関連する科目:物理学ⅠA・ⅠB(前年度履修),電磁気学ⅡA・ⅡB(前年度履修),物理学ⅡB(後期履修),量子物理(次年度履修)
授業の進め方・方法:
講義と演習
注意点:
3・4年時の電磁気学を総復習して臨むこと.扱う演習問題は3・4年時に扱わなかった発展的問題も含む.指示されなくても自発的に多くの演習問題を解いてみること.
本科目は本来、面接授業として実施を予定していたものであるが、新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態において、必要に応じ遠隔授業として実施するものである.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
電磁気学既習事項の確認 ・電界と電気力線 |
3・4年時の電磁気学の既習事項を確認する
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2週 |
電磁気学既習事項の確認 ・電位 |
3・4年時の電磁気学の既習事項を確認する
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3週 |
基礎演習1 |
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4週 |
誘電体 ・誘電分極 |
誘電分極現象を理解する
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5週 |
誘電体 ・電束に関するガウスの法則 |
電束に関するガウスの法則を理解する
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6週 |
基礎演習2 |
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7週 |
基礎演習3 |
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8週 |
電気影像法 |
電気影像法を理解する
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2ndQ |
9週 |
静電エネルギーと仮想仕事 |
コンデンサーの極板に作用する力を求めることができる
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10週 |
基礎演習4 |
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11週 |
基礎演習5 |
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12週 |
マクスウェル方程式の微分形 |
マクスウェル方程式の微分形を理解する
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13週 |
電磁波の方程式 |
電磁波の方程式の導出過程を理解する
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14週 |
演習1 |
静電場に関する諸問題が解けるようになる
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15週 |
演習2 |
静電場に関する諸問題が解けるようになる
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16週 |
期末試験 |
試験時間80分
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 35 | 0 | 0 | 0 | 0 | 15 | 50 |
専門的能力 | 35 | 0 | 0 | 0 | 0 | 15 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |