到達目標
(科目コード:31286,英語名:Physics IIB)
この科目は長岡高専の教育目標の(C)と主体的に関わる.
この科目の到達目標と,成績評価上の重み付け,各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を,到達目標,評価の重み,関連する目標の順で次に示す.
① 場の微分演算の極座標表示を理解する 20% (c1)
② 慣性力について理解を深める 10% (c1)
③ 弾性体の種々の弾性定数とそれらの相互の関係を理解する. 10% (c1)
④ 波動の理論について理解を深める 60% (c1)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 場の微分演算の極座標表示を自力で導出できる | 場の微分演算の極座標表示を概ね自力で導出できる | 場の微分演算の極座標表示について説明できる | 左記に達していない |
評価項目2 | 慣性力の特徴を理解し説明できる | 慣性力の特徴を理解する | 慣性力の特徴を概ね理解する | 左記に達していない |
評価項目3 | 弾性体の種々の弾性定数の意味を理解しそれらの相互関係を説明できる | 弾性体の種々の弾性定数の意味を理解する | 弾性体の種々の弾性定数の意味を概ね説明できる | 左記に達していない |
評価項目4 | 弦や金属棒を伝わる波の波動方程式を立式でき,その方程式の一般解に基づく理論的な考察ができるようになる | 波動方程式の一般解を用いた詳しい考察ができる | 波動方程式の一般解を用いた考察ができる | 左記に達していない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
物理学IA,IBで学習していない初等物理学をカバーする.具体的には,場の微分演算の極座標表示,慣性力,弾性体の力学,波動に関する講義を行う.
○関連する科目:物理学ⅠA・ⅠB(前年度履修),物理学ⅡA(前期履修),量子物理(次年度履修)
授業の進め方・方法:
講義と演習
注意点:
授業において多くの課題を提示します.なるべくその授業時間内に解決し提出してください.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
場の微分演算の極座標表示 |
スカラー場の勾配の極座標表示を導出する
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2週 |
場の微分演算の極座標表示 |
ベクトル場の発散の極座標表示を導出する
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3週 |
場の微分演算の極座標表示 |
ベクトル場の回転の極座標表示を導出する
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4週 |
慣性力 |
遠心力とコリオリ力について理解する
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5週 |
慣性力 |
地球の表面付近における小物体の運動を理解する
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6週 |
弾性体の力学 |
弾性,応力について理解する 4つの弾性定数の定義を理解する
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7週 |
弾性体の力学 |
4つの弾性定数の関連性を理解する
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8週 |
弾性体の力学 |
演習問題を通して弾性体の力学の理解を深める
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4thQ |
9週 |
波動:波動方程式 |
波動の式表現とそれが満たすべき微分方程式を理解する
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10週 |
波動:テスト,解説 |
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11週 |
波動:波動方程式 |
弦および金属棒を伝わる波の波動方程式の導出過程を理解する
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12週 |
波動:波の反射と定常波 |
波の反射と定常波について理論的に理解する
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13週 |
波動:テスト,解説 |
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14週 |
波動:音波 |
音波の波動方程式の導出に必要な事項を理解する
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15週 |
波動:音波 |
音波の波動方程式の導出過程を理解する
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |