概要:
1、2学年で学ぶ「化学」は物質工学科の学生にとっては、専門教育への導入の意味も含めて重要な科目である。「化学」の実力をつけるには何よりも演習が重要である。本授業においては、1年次および2年次に履修した「化学」全般の復習と演習を行う。
〇関連する科目:基礎化学演習Ⅰ(前年度履修)、物理化学演習(次年度履修)、無機化学演習(次年度履修)、有機化学演習(次年度履修)
授業の進め方・方法:
教科書「ニューアチーブ 化学基礎」の演習問題、エクセル化学の演習問題を解く授業である。授業時間中の演習、小テストを通して、「化学」の基礎力をつける。
注意点:
1、2年次で履修する「化学」の授業ノート、参考書を活用すること。関数電卓を用いるので持参すること。
*本科目は本来、面接授業として実施を予定していたものであるが、新型コロナウィルス感染症拡大による緊急事態において、必要に応じ遠隔授業として実施するものである。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業概要、純物質と混合物、元素と単体・化合物、物質の三態(確認テスト1) |
純物質と混合物、元素と単体・化合物、物質の三態の理解 p4-14
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2週 |
(確認テスト1のチェック)、原子の構造、原子の電子配置、元素の周期律と周期表(確認テスト2) |
原子の構造、原子の電子配置、元素の周期律と周期表の理解 p15-23
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3週 |
(確認テスト2のチェック)、イオン、イオン結合、分子と共有結合、高分子化合物・配位結合(小テスト1) |
イオン、イオン結合、分子と共有結合、高分子化合物・配位結合の理解 p24-35
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4週 |
電気陰性度と分子の極性、共有結合の結晶、金属結合、化学結合と物質の分類(確認テスト3) |
電気陰性度と分子の極性、共有結合の結晶、金属結合、化学結合と物質の分類の理解 p36-44
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5週 |
(確認テスト3のチェック)、定着演習①(電子配置・周期表) |
電子配置・周期表の復習と理解 p45
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6週 |
定着演習②(イオン・組成式) |
イオン・組成式の復習と理解 p46
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7週 |
原子量・分子量・式量、物質量 |
原子量・分子量・式量、物質量の理解 p47-53
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8週 |
定着演習③(物質量) |
物質量の復習と理解 p54
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2ndQ |
9週 |
溶液の濃度、化学反応式 |
溶液の濃度、化学反応式の理解 p55-60
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10週 |
(小テスト2)化学反応式の量的関係、化学の基本法則(確認テスト4) |
化学反応式の量的関係、化学の基本法則の理解 p61-69
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11週 |
(確認テスト4のチェック)、酸と塩基、水素イオン濃度とpH |
酸と塩基、水素イオン濃度とpHの理解 p70-77
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12週 |
中和反応と塩の生成、中和滴定(確認テスト5) |
中和反応と塩の生成、中和滴定の理解 p78-85
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13週 |
(小テスト3)(確認テスト5のチェック)、酸化と還元、酸化剤と還元剤 |
酸化と還元、酸化剤と還元剤の理解 p86-91
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14週 |
金属の酸化還元反応、酸化還元反応の応用 |
金属の酸化還元反応、酸化還元反応の応用の理解 p92-97
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15週 |
電池と電気分解(確認テスト6およびチェック)(小テスト4) |
電池と電気分解の理解 p98-103
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 化学(一般) | 化学(一般) | 原子の電子配置について電子殻を用い書き表すことができる。 | 3 | 前2 |
価電子の働きについて説明できる。 | 3 | 前2 |
原子のイオン化について説明できる。 | 3 | 前3 |
代表的なイオンを化学式で表すことができる。 | 3 | 前3 |
原子番号から価電子の数を見積もることができ、価電子から原子の性質について考えることができる。 | 3 | 前4 |
元素の性質を周期表(周期と族)と周期律から考えることができる。 | 3 | 前5 |
イオン式とイオンの名称を説明できる。 | 3 | 前3 |
イオン結合について説明できる。 | 3 | 前3 |
イオン結合性物質の性質を説明できる。 | 3 | 前3 |
イオン性結晶がどのようなものか説明できる。 | 3 | 前3 |
共有結合について説明できる。 | 3 | 前4 |
構造式や電子式により分子を書き表すことができる。 | 3 | 前4 |
自由電子と金属結合がどのようなものか説明できる。 | 3 | 前4 |
金属の性質を説明できる。 | 3 | 前4 |
原子の相対質量が説明できる。 | 3 | 前6 |
天然に存在する原子が同位体の混合物であり、その相対質量の平均値として原子量を用いることを説明できる。 | 3 | 前6 |
アボガドロ定数を理解し、物質量(mol)を用い物質の量を表すことができる。 | 3 | 前6 |
分子量・式量がどのような意味をもつか説明できる。 | 3 | 前6 |
気体の体積と物質量の関係を説明できる。 | 3 | 前6 |
化学反応を反応物、生成物、係数を理解して組み立てることができる。 | 3 | 前9 |
化学反応を用いて化学量論的な計算ができる。 | 3 | 前9 |
電離について説明でき、電解質と非電解質の区別ができる。 | 3 | 前7 |
質量パーセント濃度の説明ができ、質量パーセント濃度の計算ができる。 | 3 | 前7 |
モル濃度の説明ができ、モル濃度の計算ができる。 | 3 | 前7 |
酸・塩基の定義(ブレンステッドまで)を説明できる。 | 3 | 前10 |
酸・塩基の化学式から酸・塩基の価数をつけることができる。 | 3 | 前10 |
電離度から酸・塩基の強弱を説明できる。 | 3 | 前10 |
pHを説明でき、pHから水素イオン濃度を計算できる。また、水素イオン濃度をpHに変換できる。 | 3 | 前11 |
中和反応がどのような反応であるか説明できる。 | 3 | 前12 |
中和滴定の計算ができる。 | 3 | 前12 |
酸化還元反応について説明できる。 | 3 | 前13 |
イオン化傾向について説明できる。 | 3 | 前13 |
金属の反応性についてイオン化傾向に基づき説明できる。 | 3 | 前13 |
ダニエル電池についてその反応を説明できる。 | 3 | 前14 |
鉛蓄電池についてその反応を説明できる。 | 3 | 前14 |
一次電池の種類を説明できる。 | 3 | 前14 |
二次電池の種類を説明できる。 | 3 | 前14 |
電気分解反応を説明できる。 | 3 | 前14 |
電気分解の利用として、例えば電解めっき、銅の精錬、金属のリサイクルへの適用など、実社会における技術の利用例を説明できる。 | 3 | 前14 |
ファラデーの法則による計算ができる。 | 3 | 前14 |