| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
気体のPVT関係 | 完全気体と実在気体の乖離を理解し、状態方程式を用いて気体のPVT関係を予測できる。熱力学の第零法則により温度を定義することができる。 | 1成分または多成分の完全気体について、状態方程式を用いて気体のPVT関係を予測できる。 | 完全気体の状態方程式を用いて、気体のPVT関係を予測できる。 | 左記に達していない |
気体分子運動論 | 簡単な力学的前提から、気体分子運動のモデルを構築できる。 | 誘導の下、気体分子運動のモデルを構築できる。 | 気体分子運動のモデルから、分子の平均速度などを計算できる。 | 左記に達していない |
熱力学の第一法則 | エネルギ保存則を立式できる。気体の膨張仕事などを計算し、内部エネルギの変化を計算できる。 | 熱力学の第一法則から、内部エネルギの変化を計算できる。 | 熱と仕事の変化を定量的に記述することができる。 | 左記に達していない |
熱力学第二法則
| カルノーサイクルのモデルを立式することができ、カルノー効率を計算できる。エントロピ変化・自由エネルギ変化を計算し、現象の自発的な進行方向を予測できる。 | カルノーサイクルにおける効率やエントロピ変化を計算できる。 | カルノーサイクルにおいて、カルノー効率等を計算できる。 | 左記に達していない |
化学平衡 | 化学反応における平衡定数・平衡組成が計算できる。定圧反応における反応熱を計算できる。自由エネルギ変化から反応の自発的な進行方向を予測できる。 | 定圧反応における反応熱を計算できる。自由エネルギ変化から反応の自発的な進行方向を予測できる。 | 定圧反応における反応熱を計算できる。 | 左記に達していない |
電気化学 | 水素燃料電池の動作原理を、電極反応により記述することができる。化学電池・水素燃料電池・水電解について、Nernstの式により標準電位を計算することができる。 | 化学電池・水素燃料電池・水電解について、Nernstの式により標準電位を計算することができる。 | Nernstの式により、水素燃料電池の標準電位を計算することができる。 | 左記に達していない |
化学反応速度 | 微分方程式を解き、任意の時刻における組成を予測することができる。工業的に重要な種々の触媒反応について、反応速度式を立式し、解くことができる。Arrheniusの法則を利用し、反応速度データから速度論パラメータを計算することができる。 | 微分方程式を解き、任意の時刻における組成を予測することができる。Arrheniusの法則を利用し、反応速度データから速度論パラメータを計算することができる。 | Arrheniusの法則を利用し、反応速度データから速度論パラメータを計算することができる。 | 左記に達していない |