概要:
本講義では、反応機構を通して電子の動きを学び、有機化学と身のまわりの化学物質とのつながりを学習する。
〇関連する科目: 有機化学I (3学年前期後期), 有機化学演習 (3学年後期), 生体物質化学 (専攻科2学年前期)
授業の進め方・方法:
関連する科目の続きとなる有機化学の章を学習する。物質の性質や反応性について反応機構を通して電子の動きを学びながら習得する。学修単位科目であるため、事前・事後学習としてレポート課題などを実施します。
注意点:
内容の十分な理解には、質問を含めた積極的な授業への参加とこれまでに学んだ化学の復習、日常的な自学自習の態度が必要である。
本科目は本来、面接授業として実施を予定していたものであるが、新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態において、必要に応じ遠隔授業として実施するものである。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 化学(一般) | 化学(一般) | 代表的な金属やプラスチックなど有機材料について、その性質、用途、また、その再利用など生活とのかかわりについて説明できる。 | 3 | 前16 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 有機化学 | 代表的な官能基を有する化合物を含み、IUPACの命名法に基づき、構造から名前、名前から構造の変換ができる。 | 4 | 前1,前5,前11,前15 |
誘起効果と共鳴効果を理解し、結合の分極を予測できる。 | 4 | 前2,前4,前9,前15 |
共鳴構造について説明できる。 | 4 | 前2,前4,前9,前15 |
代表的な官能基に関して、その構造および性質を説明できる。 | 4 | 前2,前4,前5,前9,前11,前13,前15 |
それらの官能基を含む化合物の合成法およびその反応を説明できる。 | 4 | 前3,前4,前6,前7,前8,前9,前10,前12,前14,前15 |
代表的な反応に関して、その反応機構を説明できる。 | 4 | 前3,前4,前6,前7,前8,前9,前10,前12,前14,前15 |
電子論に立脚し、構造と反応性の関係が予測できる。 | 4 | 前15 |
反応機構に基づき、生成物が予測できる。 | 4 | 前15 |