到達目標
科目コード:41530(英語名:Polymer Physical Property) この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる。この科目の到達目標、成績評価上の重み付け、および各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を①~④に示す。①高分子の溶液;高分子鎖の大きさ、高分子の溶液;高分子溶液の性質の基本的特徴を理解し、説明することができる。30%(d1)。②高分子の溶液;平均分子量とその測定法高分子の固体;結晶性高分子と無定形高分子の基本的特徴を理解し、説明することができる。20%(d1)。③高分子の固体;高分子のガラス転移高分子の固体;高分子の結晶の基本的特徴を理解し、説明することができる。40%(d1)。④高分子の固体;高分子の非晶高分子の固体;高分子固体の変形の基本的特徴を理解し、説明することができる。10%(d1)。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 高分子の溶液;高分子鎖の大きさ、高分子の溶液;高分子溶液の性質の基本的特徴を詳細に理解し、詳細に説明することができる。 | 高分子の溶液;高分子鎖の大きさ、高分子の溶液;高分子溶液の性質の基本的特徴を理解し、説明することができる。 | 高分子の溶液;高分子鎖の大きさ、高分子の溶液;高分子溶液の性質の基本的特徴を概ね理解し、説明することができる。 | 左記に達していない |
評価項目2 | 高分子の溶液;平均分子量とその測定法、高分子の固体;結晶性高分子と無定形高分子の基本的特徴を詳細に理解し、詳細に説明することができる。 | 高分子の溶液;平均分子量とその測定法、高分子の固体;結晶性高分子と無定形高分子の基本的特徴を理解し、説明することができる。 | 高分子の溶液;平均分子量とその測定法、高分子の固体;結晶性高分子と無定形高分子の基本的特徴を概ね理解し、説明することができる。 | 左記に達していない |
評価項目3 | 高分子の固体;高分子のガラス転移、高分子の固体;高分子の結晶の基本的特徴を詳細に理解し、詳細に説明することができる。 | 高分子の固体;高分子のガラス転移、高分子の固体;高分子の結晶の基本的特徴を理解し、説明することができる。 | 高分子の固体;高分子のガラス転移、高分子の固体;高分子の結晶の基本的特徴を概ね理解し、説明することができる。 | 左記に達していない |
評価項目4 | 高分子の固体;高分子の非晶、高分子の固体;高分子固体の変形の基本的特徴を詳細に理解し、詳細に説明することができる。 | 高分子の固体;高分子の非晶、高分子の固体;高分子固体の変形の基本的特徴を理解し、説明することができる。 | 高分子の固体;高分子の非晶、高分子の固体;高分子固体の変形の基本的特徴を概ね理解し、説明することができる。 | 左記に達していない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
高分子は、電気絶縁性、誘電性、軽量化などに優れた特性を持ち、さらに板、管、繊維、薄膜など種々の形状にできる成型加工性にも優れている。最近では、機械的強度、耐熱性の飛躍的上昇を図ったエンジニアリングプラスチックや、複合材料の開発されている。高分子材料の機能化を考える上で、高分子物性の発現因子である高分子の多分子性、高分子分子の結合状態、高分子の結晶性に関して順次説明し、力学的特性の粘弾性に関して概説する。
○関連する科目:高分子化学(4年次履修)、機能性高分子科学(専攻科2年次履修)
授業の進め方・方法:
①高分子の溶液;高分子鎖の大きさ、高分子の溶液;高分子溶液の性質の基本的特徴、②高分子の溶液;平均分子量とその測定法高分子の固体;結晶性高分子と無定形高分子の基本的特徴、③高分子の固体;高分子のガラス転移高分子の固体;高分子の結晶の基本的特徴を順次説明する。
注意点:
関連する科目の習得、聴講およびその周辺の科目の勉学も必要です。授業の説明において興味を持った事項は自主的に調査、勉学すること。
本科目は、遠隔授業として実施する予定であるが、学生の要望に対処できるように対面授業も用意している。なお、緊急事態の場合等、遠隔授業一択で、実施していくものとする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
授業計画及び内容の説明 |
授業計画及び内容の内容を理解し説明できる
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2週 |
①高分子の溶液;高分子鎖の大きさに関する説明 |
①高分子の溶液;高分子鎖の大きさの内容を理解し説明できる
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3週 |
②高分子の溶液;高分子鎖の大きさに関する説明 |
②高分子の溶液;高分子鎖の大きさの内容を理解し説明できる
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4週 |
高分子の溶液;高分子溶液の性質に関する説明 |
高分子の溶液;高分子溶液の性質の内容を理解し説明できる
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5週 |
高分子の溶液;平均分子量とその測定法に関する説明 |
高分子の溶液;平均分子量とその測定法の内容を理解し説明できる
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6週 |
高分子の固体;結晶性高分子と無定形高分子に関する説明 |
高分子の固体;結晶性高分子と無定形高分子の内容を理解し説明できる
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7週 |
第2週~第6週の授業総括に関する説明 |
第2週~第6週の授業総の内容を理解し説明できる
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8週 |
定期試験(中間試験) |
定期試験(中間試験)の内容を理解し説明できる
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4thQ |
9週 |
試験解説と発展授業に関する説明 |
試験解説と発展授業の内容を理解し説明できる
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10週 |
①高分子の固体;高分子のガラス転移に関する説明 |
①高分子の固体;高分子のガラス転移の内容を理解し説明できる
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11週 |
②高分子の固体;高分子のガラス転移に関する説明 |
②高分子の固体;高分子のガラス転移の内容を理解し説明できる
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12週 |
①高分子の固体;高分子の結晶に関する説明 |
①高分子の固体;高分子の結晶の内容を理解し説明できる
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13週 |
②高分子の固体;高分子の結晶に関する説明 |
②高分子の固体;高分子の結晶の内容を理解し説明できる
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14週 |
高分子の固体;高分子の非晶に関する説明 |
高分子の固体;高分子の非晶の内容を理解し説明できる
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15週 |
第10週~第13週の授業総括に関する説明 |
第10週~第13週の授業総の内容を理解し説明できる
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16週 |
定期試験(期末試験)17週:試験解説と発展授業 |
定期試験(期末試験)17週:試験解説と発展授業の内容を理解し説明できる
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 分析化学 | 特定の分析装置を用いた気体、液体、固体の分析方法を理解し、測定例をもとにデータ解析することができる。 | 4 | 後1,後4,後7,後14,後15,後16 |
物理化学 | 束一的性質を説明できる。 | 4 | 後1,後3,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後13,後15,後16 |
蒸気圧降下、沸点上昇より、溶質の分子量を計算できる。 | 4 | 後1,後2,後7,後8,後9,後12,後15,後16 |
凝固点降下と浸透圧より、溶質の分子量を計算できる。 | 4 | 後1,後5,後7,後8,後9,後15,後16 |
評価割合
| 中間定期検査 | 期末定期検査 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 50 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 5 | 10 | 5 | 20 |
専門的能力 | 35 | 40 | 5 | 80 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |