環境都市工学研究ゼミナール

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 環境都市工学研究ゼミナール
科目番号 0083 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 香坂文夫, SI で攻略土木計算, オーム社,2007 年
担当教員 環境都市工学科 全教員,山本 隆広

到達目標

(科目コード:51776,英語名:Civil Engineering Research Seminar)
この科目は長岡高専の教育目標の(d)と主体的に関わる.この科目の到達目標と, 成績評価上の重み付け, 各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を以下に示す.
①卒業研究のための準備活動(課題の選定など)をおこなう。評価の重み:25%, 学習・教育到達目標との関連:g1
②卒業研究の遂行に必要な基礎知識を習得する。評価の重み:25%, 学習・教育到達目標との関連:e1
③都市施設や環境関連施設の構造的な特徴や機能を理解する。評価の重み:50%, 学習・教育到達目標との関連:d1

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1卒業研究のための準備活動(課題の選定など)を詳細に行なった卒業研究のための準備活動(課題の選定など)を行なった卒業研究のための準備活動(課題の選定など)を概ね行なった左記のレベルに達していない
評価項目2卒業研究の遂行に必要な基礎知識を詳細に習得した卒業研究の遂行に必要な基礎知識を習得した卒業研究の遂行に必要な基礎知識を概ね習得した左記のレベルに達していない
評価項目3都市施設や環境関連施設の構造的な特徴や機能を詳細に理解した都市施設や環境関連施設の構造的な特徴や機能を理解した都市施設や環境関連施設の構造的な特徴や機能を概ね理解した左記のレベルに達していない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
各研究室での学習は, 次年度に受講する卒業研究の準備段階として重要である。卒業研究でおこなうプロジェクトの課題の発掘や, その遂行に必要な基礎知識の習得に努めることを期待する。
授業の進め方・方法:
前半の授業では, 卒業研究でおこなうプロジェクトの課題を選定し, 関連の基礎知識を習得するために, 配属された研究室で学習する。後半の授業では, 専門科目の演習問題を解き, 高専での 4 年間の学習到達度を確認する。
〇関連する科目: 全ての科目
注意点:
教科書(問題集)の内容は, 就職試験や編入学試験の準備に適したものになっている。後半の授業に予定されている試験(5 回)は, 教科書での学習の到達度を測るものになっている;しっかりと自学して受験することを期待する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
2週 配属された研究室での専門知識の習得(1) 左記内容を理解する
3週 配属された研究室での専門知識の習得(2) 左記内容を理解する
4週 配属された研究室での専門知識の習得(3) 左記内容を理解する
5週 配属された研究室での専門知識の習得(4) 左記内容を理解する
6週 配属された研究室での専門知識の習得(5) 左記内容を理解する
7週 配属された研究室での専門知識の習得(6) 左記内容を理解する
8週 配属された研究室での専門知識の習得(7) 左記内容を理解する
4thQ
9週 教科書(問題集)による専門科目の学習(1) 左記内容を理解する
10週 教科書(問題集)による専門科目の学習(2) 左記内容を理解する
11週 試験(第 1 回)
12週 試験(第 2 回)
13週 試験(第 3 回)
14週 試験(第 4 回)
15週 試験(第 5 回)
16週 試験(第 6 回)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。4後11
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。4後11
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。4後11
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。4後11
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。4後11
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。4後11
他者の意見を聞き合意形成することができる。4後11
合意形成のために会話を成立させることができる。4後11
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。4後11
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。4後11
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。4後11
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。4後11
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。4後11
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。4後11
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。4後11
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる4後11
複数の情報を整理・構造化できる。4後11
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。4後11
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。4後11
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。4後11
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。4後11
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。4後11
事実をもとに論理や考察を展開できる。4後11
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。4後11
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。4後11
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。4後11
目標の実現に向けて計画ができる。4後11
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。4後11
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。4後11
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。4後11
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。4後11
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。4後11
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。4後11
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。4後11
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。4後11
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。4後11
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている4後11
法令やルールを遵守した行動をとれる。4後11
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。4後11
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。4後11
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。4後11
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。4後11
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。4後11
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。4後11
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。4後11
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。4後11
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。4後11
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。4後11
企業には社会的責任があることを認識している。4後11
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。4後11
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。4後11
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。4後11
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。4後11
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。4後11
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。4後11
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。4後11
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。4後11
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。4後11
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。4後11
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。4後11
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。4後11

評価割合

試験発表相互評価態度レポートその他の試験合計
総合評価割合00005050100
基礎的能力0000000
専門的能力00005050100
分野横断的能力0000000