鉄筋コンクリート工学A

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 鉄筋コンクリート工学A
科目番号 0089 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 村上 祐貴

到達目標

(科目コード:51951 英語名:Reinforced Concrete Engineering A)
この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる.
この科目の到達目標と,成績評価上の重み付け,各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を以下に示す.
①鉄筋コンクリート材料の基本的な性質とその設計値を理解する。評価の重み:20%,学習・教育到達目標との関連(d1)
②曲げ応力度の算定方法を理解する。評価の重み:45%,学習・教育到達目標との関連(d1)
③等価換算断面積を用いた曲げ応力度の算定方法を理解する。評価の重み:35%,学習・教育到達目標との関連(d1)

ルーブリック

。理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1鉄筋コンクリート材料の基本的な性質とその設計値を詳細に理解する鉄筋コンクリート材料の基本的な性質とその設計値を理解する鉄筋コンクリート材料の基本的な性質とその設計値を概ね理解する左記に達していない
評価項目2曲げ応力度の算定方法を詳細に理解する曲げ応力度の算定方法を理解する曲げ応力度の算定方法を概ね理解する左記に達していない
評価項目3等価換算断面積を用いた曲げ応力度の算定方法を詳細に理解する等価換算断面積を用いた曲げ応力度の算定方法を理解する等価換算断面積を用いた曲げ応力度の算定方法を概ね理解する左記に達していない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この科目は企業で構造物の設計を担当していた教員が講義形式で授業を行い、鉄筋コンクリート工学の基礎を学び,鉄筋コンクリート構造物の設計法へと発展する.設計法は,許容応力度設計法,終局強度設計法,そして限界状態設計法へと進歩発展してきた.土木学会「コンクリート標準示方書」では,限界状態設計法が標準として示されているが,実構造物,例えば道路橋の設計では許容応力度設計法と終局強度設計法が用いられている.本科目では,許容応力度設計法を中心に,材料の性質と設計用値,曲げ応力度の算定方法を学ぶ.
○関連する科目:建設材料(前年度履修),鉄筋コンクリート工学(2)(後期履修)
授業の進め方・方法:
プロジェクターを利用した講義を行う
注意点:
建設材料,力学の基礎(構造力学)および力学演習が基礎知識として必要である.
本科目は本来、面接授業として実施を予定したものであるが、新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態において、必要に応じ遠隔需要として実施するものである。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 左記の内容を理解する
2週 鉄筋コンクリートの原理 左記の内容を理解する
3週 各種設計法の特徴 左記の内容を理解する
4週 材料の性質と設計値 左記の内容を理解する
5週 荷重とその設計値 左記の内容を理解する
6週 許容応力度設計法・許容応力度 左記の内容を理解する
7週 曲げ部材の曲げ応力度の計算(1) 左記の内容を理解する
8週 曲げ部材の曲げ応力度の計算(2) 左記の内容を理解する
2ndQ
9週 曲げ部材の曲げ応力度の計算(3) 左記の内容を理解する
10週 等価換算断面積に基づく曲げ部材の曲げ応力度の計算(1) 左記の内容を理解する
11週 等価換算断面積に基づく曲げ部材の曲げ応力度の計算(2) 左記の内容を理解する
12週 等価換算断面積に基づく曲げ部材の曲げ応力度の計算(3) 左記の内容を理解する
13週 等価換算断面積に基づく曲げ部材の曲げ応力度の計算(4) 左記の内容を理解する
14週 等価換算断面積に基づく曲げ部材の曲げ応力度の計算(5) 左記の内容を理解する
15週 等価換算断面積に基づく曲げ部材の曲げ応力度の計算(6) 左記の内容を理解する
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野材料コンクリート構造の種類、特徴について、説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前16
コンクリート構造の代表的な設計法である限界状態設計法、許容応力度設計法について、説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前16

評価割合

課題発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000