情報通信工学

科目基礎情報

学校	長岡工業高等専門学校	開講年度	令和02年度 (2020年度)
授業科目	情報通信工学
科目番号	0016	科目区分	専門 / 選択
授業形態	講義	単位の種別と単位数	学修単位: 2
開設学科	電子機械システム工学専攻	対象学年	専2
開設期	前期	週時間数	2
教科書/教材
担当教員	樺澤 辰也

到達目標

（科目コード：A1270，英語名：Information and Communication Engineering）（本科目は第1期に実施する．週に2回行うので十分に注意すること．授業計画の週は回と読み替えること．）
この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる．
この科目の到達目標と、各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を、到達目標、評価の重み、学習・教育目標との関連の順で次に示す．
①ASK, FSK, PSKについて理解する．　30%（D1）．②PSKの変復調方式を理解する．　　30%（D1）．③移動体通信に用いられている変復調方式を理解する． 20%（D1）．④マルコフ過程について理解する．　20%（D1）．

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	最低限の到達レベルの目安	未到達レベルの目安
評価項目1	ASK, FSK, PSKについて詳細に理解する．	ASK, FSK, PSKについて理解する．	ASK, FSK, PSKについて概ね理解する．	左記に達していない．
評価項目2	PSKの変復調方式を詳細に理解する．	PSKの変復調方式を理解する．	PSKの変復調方式を概ね理解する．	左記に達していない．
評価項目3	移動体通信に用いられている変復調方式を詳細に理解する．	移動体通信に用いられている変復調方式を理解する．	移動体通信に用いられている変復調方式を概ね理解する．	左記に達していない．
	マルコフ過程について詳細に理解する．	マルコフ過程について理解する．	マルコフ過程について概ね理解する．	左記に達していない．

教育方法等

概要:

携帯電話やインターネットに代表されるように、情報通信システムが身近なものになり、社会の在り方を変えるほどの影響を与えている。本科目では、移動体通信システムに用いられているディジタル変復調の基礎を中心に講義を行う。また後半では、通信トラヒック理論に関する講義を行う。
○関連する科目：信号理論（前年度履修）

授業の進め方・方法:

パワーポイントの教材で行う。
この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習としてレポート課題などを実施する。

注意点:

フーリエ級数、フーリエ変換が基礎となっているので、復習を行うこと。
本科目は本来、面接授業として実施を予定していたものであるが、新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態において、必要に応じ遠隔授業として実施するものである。

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
前期
	1stQ
		1週	ディジタル変復調の基礎	フーリエ変換を理解する．（フーリエ変換に関する課題）
		2週	ディジタル通信の基本	ディジタルフーリエ変換を理解する．（ディジタルフーリエ変換に関する課題）
		3週	ディジタル通信の基本	ディジタルフーリエ変換を理解する．（ディジタルフーリエ変換に関する課題）
		4週	振幅変調方式	アナログ振幅変調を理解する．（振幅変調に関する課題）
		5週	振幅変調の復調の原理	アナログ振幅変調の復調を理解する．（振幅変調の復調に関する課題）
		6週	周波数変調	アナログ周波数変調を理解する．（周波数変調に関する課題）
		7週	2相位相変調方式	2相位相変調方式について理解する．（2相位相変調方式に関する課題）
		8週	4相位相変調方式の方法	4相位相変調方式について理解する．（4相位相変調方式に関する課題）
	2ndQ
		9週	4相位相変調方式の復調の方法	4相位相変調方式の復調の方法について理解する．（4相位相変調方式の復調に関する課題）
		10週	ディジタル変復調の実際	実際に用いられているディジタル変復調方式について理解する．（ディジタル変復調方式に関する課題）
		11週	トラヒックモデルの定式化	トラヒックモデルの定式化について理解する．（トラヒックモデルに関する課題）
		12週	マルコフモデル	マルコフモデルについて理解する．（マルコフモデルに関する課題）
		13週	マルコフモデル	マルコフモデルについて理解する．（マルコフモデルに関する課題）
		14週	マルコフモデル	マルコフモデルについて理解する．（マルコフモデルに関する課題）
		15週	まとめ	デジタル変復調およびマルコフモデルについてのまとめ．（デジタル変復調およびマルコフモデルに関する課題）
		16週

評価割合

	課題	合計
総合評価割合	100	100
基礎的能力	20	20
専門的能力	80	80
分野横断的能力	0	0