総合英語

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 総合英語
科目番号 0003 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 専攻科一般科目 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 Fundamental Science in English I 成美堂
担当教員 市村 勝己

到達目標

この科目は長岡高専の教育目標の(B)と主体的に関わる.
この科目の到達目標と,各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を以下の表に示す.
科目の到達目標 評価の重み 学習・教育到達目標との関連
①単語や熟語の意味を理解し、使用できる。 25% (B4)
②文法や構文を理解し、使用できる。 25% (B4)
③読んだり聞いたりしたことについて、理解したことや感じたことを英語で表現できる。 25% (B4)
④意味のまとまりを意識しながら英文を音読したり、内容を理解することができる。 25% (B4)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
単語や熟語の意味を理解し、使用できる。単語や熟語の意味を理解し、使用できる。単語や熟語の意味を理解し、概ね使用できる。左記に達しない
文法や構文を理解し、使用できる。文法や構文を理解し、使用できる。文法や構文を理解し、概ね使用できる。左記に達しない
読んだり聞いたりしたことについて、理解したことや感じたことを英語で表現できる。読んだり聞いたりしたことについて、理解したことや感じたことを英語で表現できる。読んだり聞いたりしたことについて、理解したことや感じたことを英語で概ね表現できる。左記に達しない
意味のまとまりを意識しながら英文を音読したり、内容を理解することができる。意味のまとまりを意識しながら英文を音読したり、内容を理解することができる。意味のまとまりを意識しながら英文を音読したり、内容を理解することが概ねできる。左記に達しない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業では、

①科学技術分野で使用される英語の語彙や表現を身につけること,
②ICTを積極的に活用し,英語4技能を総合的に伸ばすこと,
③各自の研究テーマで3分間の英語プレゼンテーションが行えるようになること

以上の3つを目的としています.
○関連する科目:英語ABC(前年度履修),英語特講AB(前年度履修),実用英語(次年度履修)
授業の進め方・方法:
高専生を対象として作成されたテキストを用い,一回の授業で一ユニット毎に学習をすすめていきます.この他,前半7回の授業の中では,iPadを用いてブリティッシュカウンシルが提供する英語学習用ウェブサイト, LeranEnglish(リスニング)とLearnEnglish Teens(リスニング&スピーキング)を活用し,各自の英語力レベルにあった教材を用いてリスニングと発話訓練を実践します.後半7回の授業の中では,グループ単位で英語プレゼンテーションスキルを高めていきます.評価対象となる課題として,各自の研究テーマについてスライドを用いての3分間英語プレゼンテーションを実施してもらいます.発表に向けてグループ内で練習を重ね,発表会ではピア評価を実施します.
注意点:
各自の研究テーマについて,英語の語彙,表現方法など事前準備が必要となります.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス説明 授業ガイダンス
2週 Lesson 1, Listening and speaking practice using iPad (1) 四則演算表現を正しく使える.
3週 Lesson 2, Listening and speaking practice using iPad (2) 関係代名詞の制限・非制限用法を活用できる.分数の表現を正しく使える.
4週 Lesson 3, Listening and speaking practice using iPad (3) 様々な比較表現を運用・活用できる.
5週 Lesson 4, Listening and speaking practice using iPad (4) 乗数と平方根を正確に表現できる.関係副詞の非制限用法を正しく使える.
6週 Lesson 5, Listening and speaking practice using iPad (5) 句動詞,動名詞,進行形の受動態を正しく使える.
7週 Lesson 6, Listening and speaking practice using iPad (6) 現在完了形を活用できる.
8週 Lesson 7, 3 minutes Presentation (1) 左記の内容を理解する.研究テーマの英語プレゼンをデザインする.
2ndQ
9週 Lesson 8, 3 minutes Presentation (2) 左記の内容を理解する.研究テーマの英語プレゼンをデザインする.
10週 Lesson 9, 3 minutes Presentation (3) 左記の内容を理解する.研究テーマの英語プレゼンのスライドを作り発表ができるようにする.
11週 Lesson 10, 3 minutes Presentation (4) 左記の内容を理解する.研究テーマの英語プレゼンのスライドを作り発表ができるようにする.
12週 Lesson 11, 3 minutes Presentation (5) 左記の内容を理解する.研究テーマの英語プレゼンの発表ができるようにする.
13週 Lesson 12, 3 minutes Presentation (6) 左記の内容を理解する.研究テーマの英語プレゼンのスライドを作り発表ができるようにする.
14週 Lesson 13, 3 minutes Presentation (7) 左記の内容を理解する.研究テーマの英語プレゼンのスライドを作り発表ができるようにする.
15週 期末試験
16週 発展授業

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。4
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。4
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。4
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。4
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。4
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。4
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。4
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。4
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。4
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。4
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。4
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。4
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。4
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。4
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。4
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。4
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。4
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。4
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。4
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。4
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。4
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。4
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。4
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。4
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。4
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。4
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。4
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。4
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。4
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。4
他者の意見を聞き合意形成することができる。4
合意形成のために会話を成立させることができる。4
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。4
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。4
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。4
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。4
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。4
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。4
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。4
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる4
複数の情報を整理・構造化できる。4
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。4
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。4
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。4
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。4
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。4
事実をもとに論理や考察を展開できる。4
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。4
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。4
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。4
目標の実現に向けて計画ができる。4
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。4
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。4
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。4
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。4
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。4
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。4
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。4
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。4
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。4
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている4
法令やルールを遵守した行動をとれる。4
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。4
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。4
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。4
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。4
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。4
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。4
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。4
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。4
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。4
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。4
企業には社会的責任があることを認識している。4
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。4
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。4
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。4
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。4
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。4
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。4
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。4
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。4
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。4
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。4
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。4
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。4

評価割合

定期試験その他の試験相互評価態度・提出物ポートフォリオその他合計
総合評価割合600202000100
基礎的能力600202000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000