日本言語文化

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 日本言語文化
科目番号 0004 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 専攻科一般科目 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 担当者が指示するテキスト・担当者によるプリント
担当教員 猪平 直人,熊尾 紗耶

到達目標

(科目コード A0130 Japanese Language and Culture)
本科目は第4学期に実施する。授業計画の週は回と読み替えること。この科目は長岡高専の教育目標の(B)と主体的に関わる。この科目の到達目標と、成績評価上の重み付け,各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を、到達目標、評価の重み、学習・教育目標との関連の順で以下に示す。①論理的な文章作成の能力と、明快な口頭発表の能力を身につける。 40%(B1)、②日本的・伝統的な思考様式に基づく古典文芸作品の基本的な読解方法を身に付ける。30%(A1)、③現代文芸作品に提示される現代社会の問題や現代特有の人間心理を理解する。30%(A1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安基礎的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
論理的な文章作成の能力と、明快な口頭発表の能力論理的な文章を正確に書く能力と、明快でわかりやすい口頭発表の能力が身についている。論理的な文章を正確に書く能力と、明快でわかりやすい口頭発表の能力を概ね身につけている。論理的な文章を書く能力と、口頭発表の基本的な能力を身につけている。左記に達していない。
日本的・伝統的な思考様式に基づく古典文芸作品の基本的な読解古典文学の鑑賞を通じて、日本的・伝統的な思考様式を深く理解している。古典文学の鑑賞を通じて、日本的・伝統的な思考様式を概ね理解している。古典文学の鑑賞を通じて、日本的・伝統的な思考様式の基本的な知識を得ている。左記に達していない。
現代文芸作品に提示される現代社会の問題や現代特有の人間心理を理解現代文学の内容を的確に読み取る高度な読解力・鑑賞力を身につけている現代文学の内容を的確に読み取る標準的な読解力・鑑賞力を身につけている現代文学の内容を読み取る基本的な読解力・鑑賞力を身につけている左記に達していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現代文学作品の講読と、古典文学作品の講読を通じて、日本文芸全般に対する理解を深める。受講者の主体的な読解・鑑賞によって、人文学的な教養を深化させるとともに、口頭発表・レポート作成を通じて、自らの考えを明快かつ論理的に発信する力を養成する。オムニバス方式で開講(猪平7.5回、熊尾7.5回。ガイダンスのみ2名で実施)。
〇関連する科目:国語・文学(いずれも準学士課程配当科目)
授業の進め方・方法:
受講者による口頭発表を行い、参加者でその内容について討議する演習形式を取る。取り扱う作品については開講時に指示する。発表担当学生は、事前に口頭発表用の資料を作成し、提出する。
注意点:
使用テキストは、初回授業時に担当者が指示、もしくはプリントを配布する。作品は事前に各自通読し、必要に応じて国語辞典・古語辞典などの参考書を持参すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス・発表形式の確認と発表担当者の決定 扱う作品を指示し、発表担当者を決定する。
2週 古典文芸作品演習⑴ 作品の背景、作者等について基本的な事項を理解する。
3週 古典文芸作品演習⑵ 担当作品について、発表に基づいて討議を行い、考察を深める。
4週 古典文芸作品演習⑶ 担当作品について、発表に基づいて討議を行い、考察を深める。
5週 古典文芸作品演習⑷ 担当作品について、発表に基づいて討議を行い、考察を深める。
6週 古典文芸作品演習⑸ 担当作品について、発表に基づいて討議を行い、考察を深める。
7週 古典文芸作品演習⑹ 担当作品について、発表に基づいて討議を行い、考察を深める。
8週 古典文芸作品演習⑺ 担当作品について、発表に基づいて討議を行い、考察を深める。
4thQ
9週 近現代文芸作品演習⑴ 発表担当者を決定する。作品の背景、作者について基本的な事項を理解する。
10週 近現代文芸作品演習⑵ 作品の背景、作者について基本的な事項を理解する。
11週 近現代文芸作品演習⑶ 担当作品について、発表に基づいて討議を行い、考察を深める
12週 近現代文芸作品演習⑷ 担当作品について、発表に基づいて討議を行い、考察を深める
13週 近現代文芸作品演習⑸ 担当作品について、発表に基づいて討議を行い、考察を深める
14週 近現代文芸作品演習⑹ 担当作品について、発表に基づいて討議を行い、考察を深める
15週 近現代文芸作品演習⑺ 担当作品について、発表に基づいて討議を行い、考察を深める
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。4後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。4後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。4後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。4後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。4後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。4後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。4後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。4後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。4後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。4後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。4後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。4後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。4後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。4後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。4後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15

評価割合

レポート発表合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力3020000050
専門的能力0000000
分野横断的能力3020000050