到達目標
(科目コード:A0020 英語名:Local Industries and Technology)この科目は長岡高専の教育目標の(F)と主体的に関わる。この科目の到達目標と、成績評価上の重み付け、各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を以下に示す。①新潟県内の主要産業と技術の状況を理解する。50%(F2)②新潟県内の産業や技術について調査・分析を行い、発表する。50%(F2)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 新潟県内の主要産業と技術の状況を詳細に理解する。 | 新潟県内の主要産業と技術の状況を理解する。 | 新潟県内の主要産業と技術の状況を概ね理解する | 左記に達していない。 |
評価項目2 | 新潟県内の産業や技術について詳細に調査・分析を行い、発表できる。 | 新潟県内の産業や技術について調査・分析を行い、発表できる。 | 新潟県内の産業や技術について概ね調査・分析を行い、発表できる。 | 左記に達していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
地域の産業・経済に対する関心は、日本だけではなく世界的に高まってきている。地域経済なしに日本経済も世界経済も存在しえず、地域経済及びそれを支える地域産業と技術を調査・分析することの意義は大きい。この科目では、新潟県内の産業と技術の状況を理解するとともに、自ら調査・分析することを通して地域の産業・経済について理解を深める。この科目は、新潟県内の企業で技術管理、営業などの実務を担当していた教員がその経験を活かし、企業の事業運営手法等について、課題解決型のグループワークにより授業を行うものである。また、この科目は、2名の教員が複数教員担当方式(毎回の授業を複数の教員が同時に担当する科目)で行う。
〇 関連する科目:歴史学、哲学、経済学(前年度履修)、地域文化論(後期履修)
授業の進め方・方法:
地域産業と技術について、グループごとに新潟県内の企業を独自で調査・分析するとともにWeb会議を利用した取材を行う。調査・分析・取材の成果は、企業のPR原稿として作成し、これを発表する。この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習としてレポート課題などを実施する。
注意点:
本科目は本来、面接授業として実施を予定していたものであるが、新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態において、必要に応じ遠隔授業として実施するものである。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス ・授業内容説明 ・チーム編成発表(暫定リーダー) ・取材企業発表 |
R2年度の特別対応について 地域産業と技術について学ぶことの意義を理解する
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2週 |
・工程計画 ・情報収集① ・原稿レイアウト検討① (課題①:工程計画の報告) |
企画を効率的に実施し成功するための組織とコミュニケーション手段(インフラ)を構築する
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3週 |
・情報収集② ・原稿レイアウト検討② |
取材方針、原稿レイアウトをチームで決定するために、適切な情報収集、論理的な議論、合意形成ができる。
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4週 |
・原稿レイアウト検討③ ・事前取材方法の検討 (課題②:事前取材方法の報告) |
取材方針、原稿レイアウトをチームで決定するために、適切な情報収集、論理的な議論、合意形成ができる。
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5週 |
・取材方法の連絡・調整 (企業の本企画担当者へ) |
取材方針、原稿レイアウトをチームで決定するために、適切な情報収集、論理的な議論、合意形成ができる。
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6週 |
・事前取材(企画担当者との打合せ) (課題③:事前取材の経過と本番の計画) |
取材先の条件を確認し、取材の実施体制を説明し取材先の合意を得ることができる。
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7週 |
・事前取材に基づく取材本番の検討① ・必要素材の検討 |
企業担当者に事前取材し、コンセプトの説明と必要な情報を論理的に説明し、計画と整合することができる。
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8週 |
・事前取材に基づく取材本番の検討② ・必要素材の検討 |
事前取材で得た情報を基に、コンセプトや取材方針の修正・検討ができる
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2ndQ |
9週 |
・取材本番
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企業担当者に取材し、新潟県内の産業と技術の現状と課題について理解する。
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10週 |
・原稿作成 |
取材成果の整理を通して、地域産業と技術、企業が抱える課題について理解を深める。成果を基にPR原稿を作成するために、論理的な議論、合意形成ができる。
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11週 |
・原稿作成 |
取材成果の整理を通して、地域産業と技術、企業が抱える課題について理解を深める。成果を基にPR原稿を作成するために、論理的な議論、合意形成ができる。
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12週 |
・原稿作成 |
取材成果の整理を通して、地域産業と技術、企業が抱える課題について理解を深める。成果を基にPR原稿を作成するために、論理的な議論、合意形成ができる。
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13週 |
・クライアントへ確認・評価 |
取材して得た情報から、PR原稿のコンセプト、構成を論理的に説明し、クライアントの評価を得ることができる。
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14週 |
・クライアントへ確認・評価・修正 (課題④:成果提出) |
クライアントの評価を理解し、コンセプトとの整合から修正を加えることができる。
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15週 |
・相互評価 (課題⑤:相互評価報告) |
グループごとの成果発表を通して、地域産業と技術、企業が抱える課題について理解を深める。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 4 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 4 | |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 4 | |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 4 | |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 4 | |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 4 | |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 4 | |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 4 | |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 4 | |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 4 | |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 4 | |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 課題 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | 提出物 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 40 | 40 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 40 | 40 | 0 | 0 | 0 | 80 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 20 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |