大気水圏環境科学

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 大気水圏環境科学
科目番号 0002 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 専攻科専門共通科目 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 なし
担当教員 山本 隆広

到達目標

この科目は長岡高専の教育目標の(A)と主体的に関わる。①気象学、水文学の基礎を理解する。C1(15%),C2(10%),C3(10%)②気象現象や水文現象と地域環境との関連、地球環境問題として地球温暖化現象、オゾン層の破壊、海洋汚染などの実態を理解する。A1(25%),A2(20%),A3(5%)③地球環境問題において、気象学、大気科学および水循環が中心的な役割を果たしていることを理解する。E1(5%),D1(10%)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1気象学、水文学の基礎を理解する。気象学、水文学の基礎を概ね理解する。左記に達していない。
評価項目2気象現象や水文現象と地域環境との関連、地球環境問題として地球温暖化現象、オゾン層の破壊、海洋汚染などの実態を理解する。気象現象や水文現象と地域環境との関連、地球環境問題として地球温暖化現象、オゾン層の破壊、海洋汚染などの実態を概ね理解する。左記に達していない。
評価項目3地球環境問題において、気象学、大気科学および水循環が中心的な役割を果たしていることを理解する。地球環境問題において、気象学、大気科学および水循環が中心的な役割を果たしていることを概ね理解する。左記に達していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
近年、大気圏や水圏に関わる環境問題(地球温暖化、オゾン層の破壊)が生じており、そのような環境問題に取り組んでいくことが喫緊の解題となっている。本授業ではそれらを理解するための基礎科学の一つとしての気象学、水文学を学び、気象学と水文学が関係する環境問題の現状、解決方法などについて考察する。
授業の進め方・方法:
板書、プロジェクターを使用した授業を行う。
注意点:
科目の内容が多岐にわたるため、各自予習や復習を計画的に行うこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 地球科学の概論 左記の通りである。
2週 大気の性質 左記の通りである。
3週 大気の静力学平衡 左記の通りである。
4週 惑星表面、大気の放射収支 左記の通りである。
5週 地球温暖化のメカニズム 左記の通りである。
6週 地球温暖化対策 左記の通りである。
7週 中間試験
8週 水・熱循環(1) 左記の通りである。
4thQ
9週 水・熱循環(2) 左記の通りである。
10週 大気の運動 左記の通りである。
11週 大気の安定度と積雲現象・フェーン現象 左記の通りである。
12週 世界の水資源と日本の水資源 左記の通りである。
13週 水文素過程(1) 左記の通りである。
14週 水文素過程(2) 左記の通りである。
15週 極値頻度解析の基礎 左記の通りである。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学ライフサイエンス/アースサイエンスライフサイエンス/アースサイエンス太陽系を構成する惑星の中に地球があり、月は地球の衛星であることを説明できる。5後1
地球は大気と水で覆われた惑星であることを説明できる。5後12,後13,後14,後15
陸地および海底の大地形とその形成を説明できる。5後13,後14
地球の内部構造を理解して、内部には何があるか説明できる。5後1
マグマの生成と火山活動を説明できる。5後1
地震の発生と断層運動について説明できる。5後1
地球科学を支えるプレートテクトニクスを説明できる。5後1
プレート境界における地震活動の特徴とそれに伴う地殻変動などについて説明できる。5後1
大気圏の構造・成分を理解し、大気圧を説明できる。5後2,後3
大気の熱収支を理解し、大気の運動を説明できる。5後4,後8,後9,後10
大気の大循環を理解し、大気中の風の流れなどの気象現象を説明できる。5後8,後9,後11
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。5後5,後6

評価割合

中間試験期末試験レポート合計
総合評価割合303535100
基礎的能力0000
専門的能力303535100
分野横断的能力0000