基礎研究

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 基礎研究
科目番号 0085 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械システム工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 各基礎研究担当教官の指定した教材を使用する.
担当教員 高橋 勝彦,岡根 正樹

到達目標

明確な答えが用意されていない”卒業研究”を受講する前に,研究を遂行する基礎的な能力を修得する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
研究過程と報告書卒業研究に必要な,情報収集,基礎知識の修得,機器操作の習得,データ処理,資料作成,報告書の作成が十分に行える.卒業研究に必要な,情報収集,基礎知識の修得,機器操作の習得,ならびに,データ処理,資料作成,報告書の作成が行える.卒業研究に必要な,情報収集,基礎知識の修得,機器操作の習得,ならびに,データ処理,資料作成,報告書の作成が行えない.
ライフサイエンス,アースサイエンスライフサイエンス,アースサイエンスに関する基礎知識を学び,自ら十分に調べることができる.ライフサイエンス,アースサイエンスに関する基礎知識を学び,概ね自ら調べることができる.ライフサイエンス,アースサイエンスに関する基礎知識を学べず,自ら調べることができない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-3 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 A-6 説明 閉じる
JABEE 1(2)(c) 説明 閉じる
JABEE 1(2)(d)(1) 説明 閉じる
JABEE 1(2)(d)(2) 説明 閉じる
JABEE 1(2)(e) 説明 閉じる
JABEE 1(2)(h) 説明 閉じる
ディプロマポリシー 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
卒業研究を行うために必要な基礎知識、実験方法の修得、機械設計製作等を行う.
授業の進め方・方法:
授業の形態: テーマが与えられ,解法を探求する.
授業の実施体制: 機械システム工学科に所属する全教員
注意点:
○卒業研究で必要となる知識と技能を身につけること
○指導教員と綿密に連携を取り、目的を明確に取り組むこと
○授業計画は学生の理解度に応じて変更する場合がある

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 基礎研究のオリエンテーション
2週 基礎研究のオリエンテーション
3週 基礎研究のオリエンテーション
4週 指導教員の決定および研究テーマの選定
5週 ライフサイエンス,アースサイエンス ライフサイエンス,アースサイエンスに関する基礎知識を学び,自ら調べることができる.
6週 研究のための情報収集
7週 研究のための情報収集
8週 実験方法の修得
4thQ
9週 実験方法の修得
10週 実験方法の修得
11週 研究背景についてのまとめ
12週 研究背景についてのまとめ
13週 実験についてのまとめ
14週 実験についてのまとめ
15週 基礎研究報告書の作成
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学ライフサイエンス/アースサイエンスライフサイエンス/アースサイエンス太陽系を構成する惑星の中に地球があり、月は地球の衛星であることを説明できる。3後5
地球は大気と水で覆われた惑星であることを説明できる。3後5
陸地および海底の大地形とその形成を説明できる。3後5
地球の内部構造を理解して、内部には何があるか説明できる。3後5
マグマの生成と火山活動を説明できる。3後5
地震の発生と断層運動について説明できる。3後5
地球科学を支えるプレートテクトニクスを説明できる。3後5
プレート境界における地震活動の特徴とそれに伴う地殻変動などについて説明できる。3後5
地球上の生物の多様性について説明できる。3後5
生物の共通性と進化の関係について説明できる。3後5
生物に共通する性質について説明できる。3後5
大気圏の構造・成分を理解し、大気圧を説明できる。3後5
大気の熱収支を理解し、大気の運動を説明できる。3後5
大気の大循環を理解し、大気中の風の流れなどの気象現象を説明できる。3後5
海水の運動を理解し、潮流、高潮、津波などを説明できる。3後5
植生の遷移について説明でき、そのしくみについて説明できる。3後5
世界のバイオームとその分布について説明できる。3後5
日本のバイオームの水平分布、垂直分布について説明できる。3後5
生態系の構成要素(生産者、消費者、分解者、非生物的環境)とその関係について説明できる。3後5
生態ピラミッドについて説明できる。3後5
生態系における炭素の循環とエネルギーの流れについて説明できる。3後5
熱帯林の減少と生物多様性の喪失について説明できる。3後5
有害物質の生物濃縮について説明できる。3後5
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。3後5
専門的能力分野別の専門工学機械系分野材料機械材料に求められる性質を説明できる。2
金属材料、非金属材料、複合材料、機能性材料の性質と用途を説明できる。2
金属と合金の結晶構造を説明できる。2
金属と合金の状態変化および凝固過程を説明できる。2
合金の状態図の見方を説明できる。2
計測制御計測の定義と種類を説明できる。2
測定誤差の原因と種類、精度と不確かさを説明できる。2
国際単位系の構成を理解し、SI単位およびSI接頭語を説明できる。2
代表的な物理量の計測方法と計測機器を説明できる。2
材料系分野材料物性金属の一般的な性質について説明できる。2
原子の結合の種類および結合力や物質の例など特徴について説明できる。2
結晶構造の特徴の観点から、純金属、合金や化合物の性質を説明できる。2
結晶系の種類、14種のブラベー格子について説明できる。2
ミラー指数を用いて格子方位と格子面を記述できる。2
無機材料結晶の充填構造・充填率・イオン半径比などの基本的な計算ができる。2
セラミックス、金属材料、炭素材料、複合材料等、無機材料の用途・製法・構造等について説明できる。2
環境オゾン層の破壊について説明できる。1
酸性雨や森林の減少について説明できる。1
大気汚染や水質汚濁について説明できる。2
廃棄物処理の目的と資源化について説明できる。2
分野別の工学実験・実習能力機械系分野【実験・実習能力】機械系【実験実習】実験の内容をレポートにまとめることができ、口頭でも説明できる。2
材料系分野【実験・実習能力】材料系【実験実習】実験・実習の目標と心構えを理解し実践できる。2
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し実践できる。2
レポートの書き方を理解し、作成できる。3
金属材料実験、機械的特性評価試験、化学実験、分析実験、電気工学実験などを行い、実験の準備、実験装置および実験器具の取り扱い、実験結果の整理と考察ができる。2
X線回折装置などを用いて、物質の結晶構造を解析することができる。2
光学顕微鏡や電子顕微鏡などで材料を観察し、組織について評価することができる。2
硬さ試験機や万能試験機などを用いて、材料の強度特性を評価できる。2
分析機器を用いて、成分などを定量的に評価をすることができる。2
実験の内容をレポートにまとめることができ、口頭での説明またはプレゼンテーションができる。2
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。4
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。4
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。3

評価割合

研究過程と報告書ライフサイエンス,アースサイエンス合計
総合評価割合9010100
基礎的能力601070
応用的能力30030