機械計測工学

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 機械計測工学
科目番号 0089 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械システム工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 未定(2019年6月頃,確定の予定)
担当教員 岡根 正樹

到達目標

①測定精度や誤差について正しく理解する.
②種々の長さ測定法の特徴を理解する.
③力や圧力の測定法を理解する.
④質量,密度の測定法を理解する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目 1測定精度や誤差を考慮して,実験データを整理することができる.測定精度や誤差について説明できる.測定精度や誤差について説明できない.
評価項目 2種々の長さを,適切な測定方法を用いて測定することができる.種々の長さ測定法の特徴を説明できる.種々の長さ測定法の特徴を説明できない.
評価項目 3力や圧力を適切な測定方法を用いて測定することができる.力や圧力の測定法を説明できる.力や圧力の測定法を説明できるない.
評価項目 4質量や密度を適切な測定方法を用いて測定することができる.質量,密度の測定法を説明できる.質量,密度の測定法を説明できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-6 説明 閉じる
JABEE 1(2)(d)(1) 説明 閉じる
JABEE 1(2)(e) 説明 閉じる
ディプロマポリシー 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
計測に関する知識は,製造現場においても,研究開発分野においても重要である.測定法により,精度,費用,データの信頼性や説得力が大きく違ってくる.本授業では,測定に関する知識を身につけ,何をどういう方法で測定するべきかを考えられる力を身につけることを目指す.
授業の進め方・方法:
講義形式で授業をすすめるが,単元によっては学生が内容をまとめ発表する。授業計画は,学生の理解度に応じて変更する場合がある.
注意点:
授業計画は,学生の理解度に応じて変更する場合がある.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 計測の基礎 計測の意味と単位について説明できる
2週 誤差、有効数字 誤差と有効数字について説明できる。
3週 長さの測定 ノギス,マイクロメータ,ダイヤルゲージの構造と注意点を説明することができる。
4週 長さの測定 空気マイクロメータ,測定顕微鏡の構造と注意点を説明することができる。
5週 角度、形状測定 角度、形状の測定機器の構造と注意点を説明することができる。
6週 力の測定 力の測定機器の原理を理解し,構造と注意点を説明することができる。
7週 応力の測定 応力の測定機器の原理を理解し,構造と注意点を説明することができる。
8週 中間試験
4thQ
9週 中間試験の解説
10週 圧力の測定 圧力の測定機器の原理を理解し,構造と注意点を説明することができる。
11週 温度の測定 温度の測定機器の原理を理解し,構造と注意点を説明することができる。
12週 湿度の測定 湿度の測定機器の原理を理解し,構造と注意点を説明することができる。
13週 真空度の測定 真空度の測定機器の原理を理解し,構造と注意点を説明することができる。
14週 時間の測定 時間の測定機器の原理を理解し,構造と注意点を説明することができる。
15週 流量の測定 流量の測定機器の原理を理解し,構造と注意点を説明することができる。
16週 期末テスト

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野計測制御計測の定義と種類を説明できる。4後1
測定誤差の原因と種類、精度と不確かさを説明できる。4後2
国際単位系の構成を理解し、SI単位およびSI接頭語を説明できる。4後2
代表的な物理量の計測方法と計測機器を説明できる。4後3,後4,後5,後6,後7,後10,後11,後12,後13,後14,後15

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合8020100
基礎的能力301040
専門的能力501060