総合国語ⅠD

科目基礎情報

学校	富山高等専門学校	開講年度	令和02年度 (2020年度)
授業科目	総合国語ⅠD
科目番号	0023	科目区分	一般 / 選択
授業形態	授業	単位の種別と単位数	履修単位: 1
開設学科	電子情報工学科	対象学年	1
開設期	後期	週時間数	2
教科書/教材	「国語総合 改訂版 古典編」（大修館書店）
担当教員	久保 陽子

到達目標

日本人が古来愛読してきた古典を読み理解することで、自らが生きる文化の基礎的教養と多様なものの見方を身につける。自分の調査や考察を文章にまとめたり、または口頭で発表する力を養う。

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
評価項目1	古文の歴史的仮名遣いを理解し、音読して、内容を把握し自分の言葉で説明することができる。	古文の歴史的仮名遣いを理解し、音読して、内容を把握し説明することができる。	古文の歴史的仮名遣いを理解し、音読して、内容を把握し説明することができない。
評価項目２	漢文の規則を理解し、音読し書き下し文に改め、内容を自分の言葉で説明することができる。	漢文の規則を理解し、音読し書き下し文に改め、内容を説明することができる。	漢文の規則を理解し、音読し書き下し文に改め、内容を説明することができない。
評価項目３	古典を通して広がりのある語彙力をつける。作品に関する調査や考察をわかりやすく文章にまとめ、発表することができる。	古典を通して語彙力をつける。作品に関する調査や考察を文章にまとめ、発表することができる。	古典を通しての語彙力があまりつかない。作品に関する調査や考察を文章にまとめ、発表することができない。

学科の到達目標項目との関係

MCCコア科目   （MCCコア科目）

教育方法等

概要:

義務教育レベルの国語力の復習と定着を目指すとともに、日本人が古来愛読してきた古典を読み理解することで、基礎的教養と多用なものの見方を身につける。古典を通して広がりと深みをある語彙力を身に着ける。作品についての調査や考察を文章にまとめ、発表する。

授業の進め方・方法:

講義形式で行うが、音読等による授業参加を加えて理解を深める。

注意点:

◆関連科目
内容の関連：総合国語IA・総合国語IB（後期）
コミュニケーション能力：外国語・保健体育
人間の探求と複眼的思考：歴史・政治経済
◆受講する皆さんへのメッセージ：
・学生の積極的な参加、発言、介入を期待している。
・双方向のやりとりを増やし、理解の定着を目指す。
・理解度を確認し進めるため、シラバスの若干の変更はあり得る。
・的確な板書を心がけ、ノートをとる時間を確保する。
・評価が60％に満たない学生には、追認試験を行うことがある。

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
後期
	3rdQ
		1週	徒然草 奥山に猫またといふもの	徒然草の文学史的な位置づけを説明できる。 文章を音読し、だいたいの内容を説明できる。
		2週	徒然草 奥山に猫またといふもの	文章を精読し、内容を分析・理解し、自分の言葉で説明できる。
		3週	徒然草 花は盛りに	文章を音読し、だいたいの内容を理解し、説明できる。
		4週	徒然草 花は盛りに	文章を精読し、内容を分析・理解し、自分の言葉で説明できる。
		5週	史話	文章を音読できる。書き下し文に改めることができる。
		6週	史話	文章の内容を理解し、説明できる。
		7週	史話	文章の構成や内容を理解し、自分の言葉で説明できる。
		8週	後期中間試験	既習事項の確認と定着を図る。 自身の学習の仕方を点検する。
	4thQ
		9週	枕草子 はしたなきもの	枕草子の文学史的な位置づけを説明できる。 文章を精読し、内容を理解し、自分の言葉で説明できる。
		10週	枕草子 雪のいと高う降りたるを	文章を音読し、だいたいの内容を理解し、説明できる。
		11週	枕草子 雪のいと高う降りたるを	文章を精読し、内容を分析・理解し、自分の言葉で説明できる。
		12週	漢詩	作品の成立背景や作者について説明できる。漢詩を音読することができる。
		13週	漢詩	漢詩を音読し、描かれた情景と心情について説明できる。
		14週	漢詩	漢詩を精読し、描かれた情景と心情について自分の言葉で説明できる。
		15週	期末試験	既習事項の確認と定着を図る。
		16週	答案返却	答案を返却し、学習を確認する。

評価割合

	試験	発表	相互評価	態度	ポートフォリオ	その他	合計
総合評価割合	70	10	0	20	0	0	100
基礎的能力	70	10	0	20	0	0	100
専門的能力	0	0	0	0	0	0	0
分野横断的能力	0	0	0	0	0	0	0