到達目標
哲学の可能性・ことば・真理などをめぐる哲学者の言説や思想(の一部)を説明でき、批判的に評価できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安(優) | 標準的な到達レベルの目安(良) | 未到達レベルの目安(不可) |
評価項目1 | 哲学の可能性・ことば・真理などをめぐる哲学者の言説や思想(の一部)をとてもよく説明できる。 | 哲学の可能性・ことば・真理などをめぐる哲学者の言説や思想(の一部)を説明できる。 | 哲学の可能性・ことば・真理などをめぐる哲学者の言説や思想(の一部)を説明できない。 |
評価項目2 | 哲学の可能性・ことば・真理などをめぐる哲学者の言説や思想(の一部)をとてもよく、批判的に評価できる。 | 哲学の可能性・ことば・真理などをめぐる哲学者の言説や思想(の一部)を批判的に評価できる。 | 哲学の可能性・ことば・真理などをめぐる哲学者の言説や思想(の一部)を批判的に評価できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
哲学するとはどういうことか、真理は成立するか、哲学は学問として成立するかなどについて、入門書・啓蒙書・邦訳された哲学書などの記述を参考に、理解と考察を進め、自分なりの考えを表明できることを目標とする。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義を中心とする。必要に応じて、学生による発表と討論を交える
注意点:
講義プリントや資料などの保存・整理を怠らないこと。授業では、毎回、自分で読み・考え・表現することが求められる。 授業への参加の態様も評価の対象となる。授業計画は理解度・関心度などに応じて適宜、変更されることがある。 評価が60点に満たないときは、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。 家庭学習の際は使用テキスト・資料などをあらかじめ読んでおくことが望ましい。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス 哲学史を学ぶ意義 |
学習・評価方法のガイダンス 哲学を人間の営みとしてとらえる視点を理解する
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2週 |
人類の心の歴史 動物の行動と人間的行動 |
人間はどのようにしてサルからヒトになったか。
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3週 |
呪術的な世界の成立 創世神話の三つの型 |
実践的な呪術的思考と理論的な神話的思考 成る・生む・作る
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4週 |
ピュシスの思想 「哲学」の誕生 ソクラテス以前の思想家たち |
ピュシスとは何か ソフィストとソクラテス ピュシスと人間
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5週 |
プラトン・アリストテレス 古代から中世へ 中世から近代へ |
イデア論・可能態と現実態 アウグスティヌスとプラトン トマス・アクィナスとスコラ哲学
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6週 |
デカルトと合理主義 カント |
方法的懐疑 主観と客観・心身二元論 先天的な総合判断
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7週 |
ヘーゲルと近代哲学の完成 ニーチェ |
精神と自己意識・労働と意識 ニヒリズム・力への意志
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8週 |
現代哲学の先駆者たち 現代哲学の概観 |
シェリング・キルケゴール 実存哲学・論理実証主義 現象学・構造主義
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2ndQ |
9週 |
現象学・環境世界・生活世界 フッサールの現象学 |
知覚的世界の復権・環境世界 現象学の展開
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10週 |
実存主義 キルケゴールと実存の三段階 実存主義の展開 ハイデガーほか |
実存とは何か 美的実存から宗教的実存へ 不安・存在とは何か・限界状況
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11週 |
マルクス主義 賃金労働と疎外 |
人間と労働・商品とは何か 分業と疎外
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12週 |
プラグマティズム 真理論 |
プラグマティズムの諸特徴 宗教とプラグマティズム
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13週 |
構造主義 実存主義と構造主義・言語学 文化人類学・現象学と構造主義 |
構造主義の考え方 ソシュールの言語学 レヴィ・ストロースの構造主義
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14週 |
論理学と数学 真理関数 論理実証主義 後期ウィトゲンシュタインと言語 |
真理関数 検証理論 日常言語学派
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
成績評価・確認 |
哲学史の主な流れを概観する
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |