これまでの国語では短い作品ばかりを読んできたが、「講読」ではある程度の長さの書物を一冊読み、物事を体系的に理解できることと、読書の習慣を確立できることを第一の目標に掲げる。文芸を原作とする映画の鑑賞を入り口とし、原作とのcompare and contrast analysisを行えるようにするとともに、キャメラワークに注目することにより、メタ認知能力を高め、プロットだけをなぞる読みを脱却する。
概要:
文芸を原作とする映画をキャメラワークに注目しながら鑑賞し、原作を精読する。
授業の進め方・方法:
映画のキャメラワークについて学習する。ミニ映画を実際に撮る実習により、机上の理解をより確かなものにする。文芸を原作とする映画をキャメラワークに注目しながら鑑賞する。原作を精読し、レポートを仕上げる。
注意点:
あらすじ(プロット)をなぞるのではなく、映像と活字の差異やキャメラワークに注目することを要求する。映画を視聴するごとに、小レポートを提出してもらう。このシラバスに表示される映画作品は、便宜上過年度の一例を示したものにすぎず、学生が主体的に話し合い選ぶことにより、変更される。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。 | 3 | |
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 3 | |
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。 | 3 | |
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。 | 3 | |
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。 | 3 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。 | 3 | |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 3 | |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 3 | |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 3 | |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 3 | |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 3 | |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 3 | |
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 3 | |