商学概論Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 商学概論Ⅱ
科目番号 0030 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 国際ビジネス学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 青山矢一ほか編(2020)『ビジネス基礎』実教出版.
担当教員 田嶋 雄太

到達目標

現代社会における経済活動と流通のあり方について、体系的な理解を深める。
身近なモノやサービス、流通について分析し、これに関する自分の見解を述べられるようになる。
「社会に出て働くこと」の価値を自分の言葉で説明でき、他者と意見交換できるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1経済活動と流通のあり方について、幅広く説明できる。経済活動と流通のあり方について、その一部を説明できる。経済活動と流通のあり方について、説明できない。
評価項目2身近なモノやサービス、流通について、自分の見解を十分に述べられる。身近なモノやサービス、流通について、不十分ながらも自分の見解を述べられる。身近なモノやサービス、流通について、自分の見解を述べられない。
評価項目3「社会に出て働くこと」の価値を自分の言葉で説明でき、他者と意見交換できるようになる。「社会に出て働くこと」の価値を、拙いながらも自分の言葉で説明できている。他者の意見にも積極的に耳を傾けられている。「社会に出て働くこと」の価値の理解が不十分で、他者の意見も解釈できていない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
 本講の目的は、現代社会におけるビジネスのあり方を体系的に理解することにある。産業や消費生活の変化に伴う商品の多様化などについて考察する。また、身の回りにあるモノやサービス、流通をビジネス視点で俯瞰する能力を得ることも期待する。
 なお、この科目は、民間企業で実務経験があり、様々な業界の企業と関わっていた教員が、その経験を活かし、経済を構成する「企業・家計・政府」の幅広い観点から、講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
講義形式で行うが、ビジネス事例研究などのアクティブラーニングも一部実施する。
≪事前学習・予習≫
教科書等で次回の授業範囲の内容を確認しておく。
≪事後学習・復習≫
授業中に配布したレジュメや教科書等で学んだ内容を再度確認する。また、隔週で授業後レポート課題に取り組む。
注意点:
本講義では、受講生の積極的な発言や意見交換を期待する。
なお、前期末の最終的な成績評価は、前期中間試験の得点を50%、前期末試験の得点を50%で計算し、その合計値を最終評価とする。
最終評価が50点以上で単位を認定する。評価が50点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を50点とする。評価方法と評価基準は、本試験に準じる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、商業の学習とビジネス 「商学概論Ⅰ」の目的、日常生活とビジネスとの関わりについて、理解できる。
2週 経済と流通の基礎(1) 経済の仕組みとビジネスについて、理解できる。
3週 経済と流通の基礎(2) 経済活動と流通の役割について、理解できる。
4週 さまざまなビジネス(1) 主なビジネスの種類について、理解できる。
5週 さまざまなビジネス(2) 小売業の役割と種類について、理解できる。
6週 さまざまなビジネス(3) 卸売業の役割と種類について、理解できる。
7週 さまざまなビジネス(4) 物流業の役割と種類について、理解できる。
8週 ビジネス事例研究 経済の仕組みとビジネスについて、具体的事例に沿って理解できる。
4thQ
9週 中間試験 第1回~第8回の学習内容の定着度を確認する。
10週 答案返却 中間試験の結果を確認し、理解度を向上させる。
11週 さまざまなビジネス(5) 金融業の役割と種類について、理解できる。
12週 さまざまなビジネス(6) 情報通信業の役割と種類について、理解できる。
13週 ビジネスとコミュニケーション ビジネスシーンにおけるコミュニケーションの役割について、理解できる。
14週 情報の入手と活用 情報の適切な入手方法と活用の仕方について、理解できる。
15週 期末試験 第11~14回の学習内容
16週 成績確認 答案返却、解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合70300100
基礎的能力4015055
専門的能力2010030
分野横断的能力105015