総合国語ⅠA

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 総合国語ⅠA
科目番号 0007 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 国語総合改訂版現代文編(大修館書店)
担当教員 久保 陽子

到達目標

論理的な文章、文学的文章を扱いながら、国語の総合力を養っていく。作品の読解を通して自分の生きる社会や文化について考えを深める。自分の考えを文章にしたり、発表できるようにする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1義務教育レベルの漢字を読み書きできる。義務教育レベルの漢字を8割以上読み書きできる。義務教育レベルの漢字を8割以上読み書きできない。
評価項目2評論文や文学作品を読解することが十分できる。評論文や文学作品を読解することがある程度できる。評論文や文学作品を読解することができない。
評価項目3作品に対する考察が十分にでき、それを自分の言葉できちんと表現できる。作品に対する考察ができ、それを自分の言葉で表現できる。作品に対する考察ができず、それを自分の言葉で表現できない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
 論理的な文章、文学的な文章を扱いながら、国語の総合力を養っていく。作品の読解を通して、自分の生きる社会や文化について考えを深めていく。また作品に対して自分の考察をレポートに書いたり、発表したりしてクラスで共有する。
授業の進め方・方法:
義務教育レベルの漢字については、毎時、小テストを実施し、読み・書きの定着を図る。教科書の内容については基本的には講義形式だが、調べ学習や発表等、受講生から積極的な参加をうながしたい。
注意点:
 受け身ではなく、積極的に授業に参加してほしい。授業内容については、状況に応じて受講生と相談のうえ変更する可能性もあるのでご了承ください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
水の東西
文学を学ぶ意義について自分の言葉で説明できる。評論文を読み、全体の通読を通して文章の内容をおおまかに説明できる。
2週 水の東西
構成や表現に注意しながら、1段落の内容を整理できる。
3週 水の東西
構成や表現に注意しながら、2、3段落の内容を整理できる。
4週 水の東西
構成や表現に注意しながら、4段落の内容を整理できる。全体の主張を要約できる。文化の違いを調査し、説明できる。
5週 自分の感受性くらい 詩の基本的な知識や作者について説明できる。
6週 自分の感受性くらい 詩の細部の表現技法等に注意しながら、詩の内容を理解しながら読むことができる。
7週 短歌を訳すー言葉の壁を越えて 全文を音読できる。短歌や作者について説明できる。作者の他の作品についても味わい、表現技法や内容を理解できる。
8週 短歌を訳すー言葉の壁を越えて 構成や表現に注意しながら、1段落の内容を整理できる。
2ndQ
9週 短歌を訳すー言葉の壁を越えて 構成や表現に注意しながら、2段落の内容を整理できる。
10週 短歌を訳すー言葉の壁を越えて 翻訳という行為やコミュニケーションについて、文章を理解した上で自分の体験や考えを言える。
11週 コート 全文を音読できる。作者について説明できる。
12週 コート 構成や表現に注意しながら、1段落の内容を整理できる。
13週 コート 構成や表現に注意しながら、2段落の内容を整理できる。
14週 コート 構成や表現に注意しながら、3段落の内容を整理できる。全体を要約できる。
15週 期末試験 これまでの復習と定着を図る。
16週 期末試験の解答・復習 答案返却。これまでの復習と定着を図る。自己の学習到達度を知る。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合600020020100
基礎的能力40002002080
専門的能力0000000
分野横断的能力200000020