概要:
船舶の運用において補助機械は、推進機関、主ボイラ、電気機器以外の大部分の機会の総称である。船舶職員として最初に担当する機器なので十分理解できるようにする。冷凍サイクル、各種ポンプの作動原理、特徴及び比較について学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義及び演習
事前に行う準備学習:前回の講義の復習および予習を行ってから授業に臨むこと.
注意点:
船舶職員法養成施設必要履修科目に求められる講義内容とし、評価が60点に満たない者は、願いにより追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。
学習単位のため、60時間相当の授業外学習が必要である.
授業外学習・事前:授業内容を予習する.
授業外学習・事後:授業内容に関する課題を解く.課題については,レポートとして評価する.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 商船系分野(機関) | 流体力学 | 流体の性質を表す各種物理量の定義と単位を、説明できる。 | 4 | |
浮揚体に作用する力のつり合いについて認識し、浮力を計算できる。 | 4 | |
層流と乱流の違いを説明できる。 | 4 | |
ベルヌーイの式と連続の式を用いて流速および流量を計算できる。 | 4 | |
船体に作用する抵抗の種類(摩擦抵抗、造波抵抗など)について、説明できる。 | 4 | |
流れの中に存在する物体に作用する抗力および揚力について説明できる。 | 4 | |
抗力係数および揚力係数を用いて、抗力および揚力を計算できる。 | 4 | |
摩擦の種類および違いについて説明できる。 | 4 | |
潤滑の目的について、説明できる。 | 4 | |
冷凍サイクルを構成する要素について認識し、それぞれの機能について説明できる。 | 4 | |
p-h線図(モリエ線図)について認識し、冷凍装置の冷媒の状態変化を読み取ることができる。 | 4 | |
空気調和に関する諸因子(乾球温度、湿球温度、絶対湿度、相対湿度など)を求めることができる。 | 4 | |
湿り空気線図について認識し、湿り空気の状態変化を読み取ることができる。 | 4 | |
流体機械の種類、構造および作動原理について、説明できる。 | 4 | |
キャビテーションについて説明できる。 | 4 | |