海事法Ⅲ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 海事法Ⅲ
科目番号 0203 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 各教員による配布資料など
担当教員 西井 典子,金山 恵美,中松 英也

到達目標

船舶職員として海にかかわる事象を法的側面からとらえる能力を習得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
海に係る法制度船舶職員として知っておくべき海事法全般を習得できる。船舶職員として知っておくべき海事法全般を概ね習得できる。船舶職員として知っておくべき海事法全般を習得できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
海難事故、航法、海洋警備、海上労働、船体管理に関してトピックスを法的側面を交えて講義を行う。
担当教員の中松は、一級海技士(航海)資格を有し、外航船社で船舶の運航実務経験及び海上保安庁において船舶の運航並びに警備救難業務に従事した経験を活かし、18-20週の海洋法について講義形式で授業を行う。
授業の進め方・方法:
商船学科の教員が持ち回りで、海難事故、航法、海洋警備、海上労働、船体管理について講義を行う。
注意点:
各教員の授業分担によっては、順番が変更になることがある。
評価は、各教員の課題、レポートに負う場合がある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
船舶安全法
船舶安全法に基づく船舶検査の理解
2週 海洋法 領海について
3週 海洋法 国際法の解釈
4週 海洋法 国際法の解釈

5週 船員法 船員法に基づく操練の理解
6週 船舶設備規定 船舶に搭載された設備の法的根拠
7週 船舶救命設備規定 救命設備の概要
8週 船舶消防設備規定 消火設備の概要
4thQ
9週 船員労働安全衛生規則 船内作業の安全確保
10週 航海用具の基準・偽装数 船舶検査物品、艤装数の根拠と理解
11週 海の利用と管理 海上災害、海難防止策
12週 海の利用と管理 海洋基本法の概要
13週 海の利用と管理 国家海洋政策、港湾管理
14週 富山湾の海洋環境 富山湾の環境特徴、海洋政策
15週 期末試験 期末試験
16週 答案返却、解説、授業アンケート 答案返却、解説、授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学商船系分野(航海)海事法規法目的及び日本船舶の要件を説明できる。4後2,後3,後4
船長の職務権限・規律などの法目的を説明できる。4後5,後9
他の労働法との関係を説明できる。4後5,後9
法の目的を理解し、船舶の堪航性について説明できる。4後1,後6,後7,後8,後10
法整備の歴史的背景を総合的に説明できる。4後1,後6,後7,後8,後10
法の要求項目などについて説明できる。4後11,後12,後13
法整備の歴史的背景を総合的に説明できる。4後11,後12,後13
法整備の歴史的背景を説明できる。4後3,後4,後11,後12,後13
海難の定義について説明できる。4後11
検疫及び検疫感染症について説明できる。4後11,後12,後13
輸入税の目的や輸出入・開港などの定義について説明できる。4後11,後12,後13

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力100000010
専門的能力6000030090
分野横断的能力0000000