精密加工学

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 精密加工学
科目番号 0030 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 エコデザイン工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 配付資料
担当教員 佐瀬 直樹

到達目標

1.種々の産業,研究における先端技術の概要や問題について知見を広げる.
2.技術的文献の読解力を高める.
3.わかりやすい資料の作成能力,説明能力を身につける.
4.説明を理解し,疑問点を明確にして,適確な言葉で質問する能力を身につける.
5.質問に対して,適確な受け答えをする能力を身につける.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1読解力を高め,種々の先端技術の概要を理解する.種々の先端技術の背景や目的を理解する.先端技術の背景や目的が理解できない.
評価項目2聴講者の知識に見合った資料を作成し,わかりやすく説明ができる.技術的な説明資料を作成し,説明できる.技術的な資料の作成や説明ができない.
評価項目3他者の説明を理解し,適確な質疑応答ができる.他者の技術的な説明に対して,質疑応答ができる.他者の技術的な説明に対して,質疑応答ができない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-6 説明 閉じる
JABEE 1(2)(d)(1) 説明 閉じる
JABEE 1(2)(e) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
最新の技術や問題に関するテーマについて各自が調べ,レポートを作成する.その内容について報告会を行い,皆でディスカッションを行う.最新の加工技術の他,センシング技術や産業界が抱える環境問題など幅広い分野の現状について知見を広げるとともに,プレゼンテーションや討論を通じてコミュニケーション能力を高める.
授業の進め方・方法:
資料を基に各自が選んだテーマについてレポートを作成する.毎週数テーマについて報告会を行い,説明された内容について,皆でディスカッションを行う.発表者は,紙資料の他,説明用のスライド等を準備して内容を詳しく説明する.
注意点:
論理的で明解な文章表現やわかりやすい資料の図,表の表現方法を身につけられるよう心がける.また惹きつけるプレゼンテーション方法,適切な質問,受け答えについても考える.積極的に自分の意見や考えを述べるよう努める.あらゆる技術に面白さと苦労がある.それらに目を向け興味を持つ.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業概要の説明 授業の進め方を説明し,テーマの選定,発表順を決める.
2週 空の産業革命(1) 輸配送業務の高度化に向けたドローン活用 他
3週 空の産業革命(2) 農業分野でのドローン活用 他
4週 欠陥をあやつる(1) 鉄鋼材料の欠陥による高機能化 他
5週 欠陥をあやつる(2) 欠陥が拓く新材料 他
6週 ものの質感評価と再現技術の産業利用(1) 高い質感と意匠性を実現する高精度金型加工 他
7週 ものの質感評価と再現技術の産業利用(2) 表面性状パラメータを用いた質感の定量化手法 他
8週 微細穴の加工と計測 放電加工による微細穴加工 他
4thQ
9週 手術ロボット研究開発の最前線(1) 低侵襲外科手術を支援する内視鏡操作システム 他
10週 手術ロボット研究開発の最前線(2) 消化器内視鏡治療支援用手台ロボット 他
11週 KAGRAの技術(1) KAGRAの真空装置 他
12週 KAGRAの技術(2) KAGRAにおける極低温冷却装置 他
13週 非侵襲生体計測技術(1) 肺がん診療のための呼気計測 他
14週 非侵襲生体計測技術(1) 唾液を用いたストレスの計測と回復支援 他
15週 超音波振動を援用した加工技術 アルミニウム合金の超音波平面研削加工 他
16週 アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合07000030100
基礎的能力0000000
専門的能力07000030100
分野横断的能力0000000