高分子材料設計

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 高分子材料設計
科目番号 0189 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 : 1
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 三共出版「コンパクト高分子化学」「高分子の化学」を参考書とする。プリント等を使用
担当教員 津田 良弘,古谷 昌大,山脇 夢彦

到達目標

高分子の基礎およびその材料設計について理解できること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1高分子の基礎およびその材料設計の知識を充分に習得できている高分子の基礎およびその材料設計の知識を習得できている高分子の基礎およびその材料設計の知識を習得できていない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
高分子材料は使用するモノマーや生成した高分子の構造によって様々な機能を発現すため、多くの分野で使用されている。この授業を通して高分子の基礎や、いろいろな高分子材料の設計方法をわかりやすく解説する。
授業の進め方・方法:
配布資料に基づき講義を行う。
注意点:
この科目は、学修単位A(15時間の授業で1単位)の科目である。ただし、授業外学修の時間を含む。
環境生産システム工学プログラム:JB3(◎)
関連科目:高分子化学、有機・高分子材料
評価方法:総合成績は後期中間・期末の2回の試験の平均で評価する。最終成績が59点以下の学生には再試験あるいはレポート提出(レポートは最大10点までの加点とする)を課す。ただし上限を60点とする。
評価基準:学年成績60点以上

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバスの説明・高分子の説明 高分子について理解できる
2週 高分子の性質、構造、測定方法 高分子の性質、構造、測定方法を理解できる
3週 高分子の熱的性質、力学的性質 高分子の熱的性質、力学的性質について理解できる
4週 高分子の重合法①(イオン重合、ラジカル重合、逐次重合) イオン重合、ラジカル重合について理解できる
5週 高分子の重合法②(逐次重合) 逐次重合について理解できる
6週 化学反応による新しい高分子の合成①
(生成した高分子の化学修飾)
生成した高分子の化学修飾について理解できる
7週 化学反応による新しい高分子の合成②
(架橋反応、分解反応、光反応)
架橋反応、分解反応、光反応について理解できる
8週 中間試験
4thQ
9週 試験の返却・解説
10週 強い高分子(エンジニアリングプラスチック、カーボンファイター) エンジニアリングプラスチック、カーボンファイターについて理解できる
11週 働く高分子①(衣料材料、感光性、導電性高分子、電池、燃料電池) 衣料材料、感光性、導電性高分子、電池、燃料電池について理解できる
12週 働く高分子②(光学材料、イオン交換樹脂、高分子膜、GPC、高吸水性材料、高分子触媒、高分子微粒子) 光学材料、イオン交換樹脂、高分子膜、GPC、高吸水性材料、高分子触媒、高分子微粒子について理解できる
13週 かしこい高分子(圧電性高分子、熱、光に応答する高分子) 圧電性高分子、熱、光に応答する高分子について理解できる
14週 生体高分子(タンパク質、多糖類、核酸) タンパク質、多糖類、核酸について理解できる
15週 生体材料高分子、人工臓器、薬物送達システム、生分解性高分子 生体材料高分子、人工臓器、薬物送達システム、生分解性高分子について理解できる
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

後期中間試験後期期末試験合計
総合評価割合5050100
基礎的能力30030
専門的能力205070