専門基礎Ⅲ

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 専門基礎Ⅲ
科目番号 0003 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「情報ⅠStep Forward 」 東京書籍
担当教員 蓑輪 圭祐,芹川 由布子

到達目標

(1) コンピュータのハードウェア、ソフトウェアの基本的な構成及び動作の概要を、説明できること。
(2) コンピュータネットワークの基本的な構成及び動作の概要を、説明できること。
(3) コンピュータおよびネットワークが提供する基本的な機能を活用して、文書作成、表計算、情報検索、情報発信の基礎力を育成し、作品を作成できること。
(4) 与えられた演習課題を、決められた期限内に提出できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
ハードウェア、ソフトウェアハードウェア、ソフトウェアの基本的な構成及び動作の概要を他者に説明ができる。ハードウェア、ソフトウェアの基本的な構成及び動作の概要を理解できる。ハードウェア、ソフトウェアの基本的な構成及び動作の概要を理解できていない。
コンピュータネットワークコンピュータネットワークの基本的な構成及び動作の概要を他者に説明ができる。コンピュータネットワークの基本的な構成及び動作の概要を理解できる。コンピュータネットワークの基本的な構成及び動作の概要を理解できていない。
コンピュータおよびネットワークが提供する基本的な機能コンピュータおよびネットワークが提供する基本的な機能を複数活用し作品を作成することができる。コンピュータおよびネットワークが提供する基本的な機能を活用して作品を作成することができる。コンピュータおよびネットワークが提供する基本的な機能を活用して作品を作成することができていない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RB2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
コンピュータのハードウェアとソフトウェアの基本的な構成及び動作の概要を学習する。情報リテラシー、情報セキュリティ社会を学ぶ。コンピュータを活用した文書処理、データ処理、プレゼンテーション、情報発信を学び、理解する。コンピュータ及びネットワークを利用するために基礎となる知識を学び、情報セキュリティポリシーに関して理解できるようにする。
授業の進め方・方法:
教科書、配布資料をもとに授業を行い、演習及び課題を多く行う。
注意点:
評価は、100点を最高点とし、60点以上を合格とする。
評価方法は、評価割合に則り行う。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業概要、情報リテラシー シラバス、情報リテラシー、情報セキュリティについて理解する。
2週 情報処理センターの利用/多要素認証 情報処理センターの利用方法、パソコンの基本操作、Web検索について理解する。
3週 1.情報社会、情報とその特性,メディアとその特性,問題解決する方法 情報とは何か、情報の特性を理解する。メディアとは何か、メディアと情報について理解する。問題解決のステップ、PDCAサイクルを理解する。
4週 1.情報社会、情報の収集とその分析、解決方法の考案,知的財産、個人情報 インターネットによる情報収集、情報から本質を見抜く、数値やグラフによる分析を理解する。発想法の考え、考えを膨らませる、拡げた考えをまとめることについて理解する。知的財産、著作権、産業財産権について理解する。個人情報及びその流出、保護について理解する。
5週 1.情報社会、情報セキュリティ、情報モラルと個人の責任、情報技術の進歩と役割、情報技術が社会に与える影響 不正アクセス、パスワードについてその組織における取組を理解する。法律と精度、情報モラルについて理解する。電子商取引等について理解する。健康への影響、社会の変化について理解する。
6週 2.情報デザイン、コミュニケーションとメディア、情報のデジタル化、数値の表現、2進法の計算 コミュニケーションと技術、情報メディアの期限について理解する。アナログとデジタル、デジタル情報の量について理解する。10進数と2進数、16進数について理解する。2進法の計算を理解する。
7週 2.情報デザイン、文字のデジタル表現、音のデジタル表現、画像のデジタル表現、データの圧縮 文字の表現、コードについて理解する。音の要素と波形の関係、音のデジタル化について理解する。画僧や動画のデジタル化について理解する。可逆圧縮、不可逆圧縮について理解する。
8週 2.情報デザイン、デジタルデータの特徴、メディアと文化の発展、ネットコミュニケーションの特徴 デジタルデータのプラス面とマイナス面を理解する。デジタルデータの流通、周田による知識の創造、個人の表現者、発信者の時代を理解する。匿名性、記録性について理解する。
2ndQ
9週 2.情報デザイン、情報デザイン、操作性の向上と情報技術、すべての人に伝わるデザイン、コンテンツ設計 情報デザインと社会の変遷について理解する。ユーザーインターフェイス、シグニファイア、カラーバリアフリーについて理解する。
10週 4.ネットワークの活用、情報通信ネットワーク、デジタル通信の仕組み、インターネットの利用、安全安心を守る仕組み 情報通信ネットワークとインターネット、家庭内LAN通信方式、プロトコル、IPアドレスについて理解する。クライアントサーバシステムWWW、DNS、電子メールについて理解する。ファイアーウォール、暗号化通信について理解する。
11週 4.ネットワークの活用、情報システム、さまざまな情報システム、情報システムの信頼性 情報システムのサービスについて理解する。情報システムの種別、オープンデータの重要性、データ消失、故障等に対する対処について理解する。
12週 4.ネットワークの活用、データの活用とデータベース、データの管理、データの収集と種類 データの活用やデータベースの種類について理解する。関係論理演算、データの整理について理解する。データの種類、欠損地、外れ値について理解する。
13週 4.ネットワークの活用、データの分析、不確実な事象の解釈、2つのデータの関係 データの可視化、分析、マイニング方法について理解する。不確実な事象の起こりやすさについて理解する。相関関係と因果関係、過去のデータから将来予測について理解する。
14週 コンピュータプログラミングの基礎 コンピュータプログラミングの基礎について理解する。
15週 数値解析の基礎 数値シミュレーションについて理解する。
16週 前期期末テスト
後期
3rdQ
1週 ワードの演習(その1) ワードで文章作成を演習する。
2週 ワードの演習(その2) ワードで文章作成を演習する。
3週 ワードの演習(その3) ワードで文章作成を演習する。
4週 エクセル(その1) エクセルで表計算、グラフ作成を行う。
5週 エクセル(その2) エクセルで表計算、グラフ作成を行う。
6週 エクセル(その3) エクセルで表計算、グラフ作成を行う。
7週 ワード、エクセルの復習 エクセルで作成た表やグラフをワードで編集する。
8週 プレゼンテーション(その1) パワーポイントでプレゼン資料を作成する
4thQ
9週 プレゼンテーション(その2) パワーポイントでプレゼン資料を作成する
10週 プレゼンテーション(その3) パワーポイントでプレゼン資料を作成する
11週 Webページの設計、Webページの制作(その1) 情報収集と情報整理、Webページの設計、Webページの制作を行う。
12週 Webページの設計、Webページの制作(その2) 情報収集と情報整理、Webページの設計、Webページの制作を行う。
13週 Webページの設計、Webページの制作(その3) 情報収集と情報整理、Webページの設計、Webページの制作を行う。
14週 発表会 Webページの発表会を行う。
15週 まとめ 後期まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3前3,前4,前10,前11
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3前6,前7
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3前2
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。3前10,前11
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3前5
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3前4,前5
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3前4,前5,前8
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3前4,前5,前8

評価割合

プレゼン課題試験合計
総合評価割合203050100
基礎的能力203050100