生物化学工学

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 生物化学工学
科目番号 0009 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 配布資料が主。参考書:「レクチャーバイオテクノロジー」 橋本直樹著 倍風館
担当教員 坂元 知里

到達目標

最近のバイオテクノロジーの発達に伴う様々な技術を理解し、実際の研究や工業・農業・医薬などの生産技術にどの様に生かされているのか、また、倫理学・経済学の側面を含め、地球環境及び社会環境の流れも合わせて理解すること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1近年のバイオテクノロジー技術とその応用技術を理解し、説明できる。かつ、習得した技術の理解から新しい生産技術を考えることができる。近年のバイオテクノロジー技術とその応用技術を理解し、説明できる近年のバイオテクノロジー技術を理解し、説明できない

学科の到達目標項目との関係

JABEE JB3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
微生物利用の歴史から始め、近代的手法として遺伝子工学や酵素類が実際どのように応用されているかを例示しながら解説する。さらにこれからの新しいバイオテクノロジーとして遺伝子解析や最先端なバイオテクノロジー研究を紹介する。基本的には自作資料を用いて講義を行う。
授業の進め方・方法:
基本的には教員が自作した資料に沿って講義を進める。
注意点:
環境生産システム工学プログラム : JB3(◎)
関連科目:応用微生物工学、応用物理化学
評価方法:学習状況や質問に対する受け答えなどを含む課題レポ-ト(20点)および期末試験(80点)の成績を総合的に判断して評価する。総合評定60点未満のものに対しては総合課題または総合試験を実施し評定に加算することが出来る(但しこの場合の最高点は60点とする)
評価基準:総合評定60点以上を合格とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンスと導入 シラバス配布および本教科の概要説明
2週 微生物の利用 バイオテクノロジーの歴史と今
発酵と食品
【授業外学習】発酵についての調査
3週 発酵と酒の基礎(歴史・分類)
【授業外学習】授業内容の整理と復習
4週 発酵と酒の基礎(ワインとビール)
【授業外学習】授業内容の整理と復習
5週 発酵と酒の基礎(日本酒)
【授業外学習】授業内容の整理と復習
6週 発酵と酒の基礎(日本酒)
【授業外学習】授業内容の整理と復習
7週 細胞融合 細胞の構造を含めた基礎学習
【授業外学習】授業内容の整理と復習
8週 細胞融合の基礎
【授業外学習】授業内容の整理と復習
2ndQ
9週 細胞融合の種類と応用(抗体について)
【授業外学習】授業内容の整理と復習
10週 植物分野のバイオテクノロジー 植物細胞の分化
【授業外学習】授業内容の整理と復習
11週 形質転換法と人工種子
【授業外学習】授業内容の整理と復習
12週 畜産・水産分野のバイオテクノロジー 発生工学とクローン家畜
【授業外学習】授業内容の整理と復習
13週 医用への応用 バイオセンサの原理
【授業外学習】授業内容の整理と復習
14週 バイオセンサの応用
【授業外学習】授業内容の整理と復習
15週 これからのバイオテクノロジー ヒトゲノム解析と医療分野への応用
【授業外学習】授業内容の整理と復習
16週 期末試験 60点以上獲得すること

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート0合計
総合評価割合80200100
専門的能力80200100