環境システム工学演習Ⅱ(B)

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 環境システム工学演習Ⅱ(B)
科目番号 0022 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 後期:4
教科書/教材 教科書:特に指定しない.本科で使用した数学系の教科書があると良い.
担当教員 蓑輪 圭祐,芹川 由布子

到達目標

(1)数学の基礎を着実に身につけて専門分野での問題解決に臨めるとともに,特別研究の遂行に応用できること.
(2)英語について,基本的な読解力や作文能力を獲得すること.さらに,特別研究の英文要旨を作成できること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 数学演習に関する事項微分方程式やフーリエ解析,偏微分方程式を理解し,さまざまな条件において解を求めることができる.微分方程式やフーリエ解析,偏微分方程式をある程度理解し,特定の条件における解を求めることができる.演習の内容を理解していない.
評価項目2 英語演習に関する事項英語文献について,文法を十分に理解した上で翻訳ができる.英語文献について,文法をある程度理解した上で翻訳ができる.英語文献について,文法を理解しておらず翻訳ができない.

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
技術者に必要となる数学的演算・処理能力,ならびに専門分野に関する英語論文の適切な解釈・説明能力を高める基本を学習する.
授業の進め方・方法:
環境システム工学演習Ⅰで培った基礎学力を伸長するための演習を行う.
数学演習では,技術者が備えるべき基礎的な演算・処理能力を身につけるための演習を行う.
英語演習では,技術者に必要な作文能力を高める学習を基本とし,文法の復習を重点的に行う.
注意点:
【学習・教育目標】
環境生産システム工学プログラム:JB1(◎),JC2(◎)
【関連科目】
環境システム工学演習Ⅰ(専攻科1学年),地球物理(専攻科2学年),連続体力学(専攻科2学年)
【評価方法】
JB1(数学):演習課題の配点を15,理解度確認試験の配点を35とする(計50点).
JC2(英語):演習課題の配点を10,小テストの配点を40とする(計50点).
JB1とJC2との合計をもって成績を評価する.
【評価基準】
成績60点以上で合格.JB1,JC2ともに6割以上で合格.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス シラバスの内容を理解する
環境システム工学演習Ⅰの復習
2週 数学演習(微分方程式 1)
英語演習(文法 7)
数学:微分方程式の概要を理解する
英語:疑問詞と疑問文,否定について理解する
3週 数学演習(微分方程式 2)
英語演習(文法 8)
数学:変数分離形の微分方程式,同次形の微分方程式が解ける
英語:話法,名詞構文・無生物主語について理解する
4週 数学演習(微分方程式 3)
英語演習(文法 9)
数学:1階線形微分方程式が解ける
   非同次方程式を定数変化法を用いて解ける
英語:強調・倒置・挿入・省略・同格,名詞について理解する
5週 数学演習(微分方程式 4)
英語演習(文法 10)
数学:ベルヌーイの微分方程式,クレローの微分方程式,完全微分方程式が解ける
英語:冠詞,代名詞について理解する
6週 数学演習(微分方程式 5)
英語演習(文法 11)
数学:定数係数2階線形微分方程式が解ける
   非同次方程式をロンスキアンを用いて解ける
英語:形容詞,副詞について理解する
7週 数学演習(フーリエ級数 1)
英語演習(文法 12)
数学:フーリエ解析の概要を理解する
英語:前置詞,接続詞について理解する
8週 数学演習(フーリエ級数 2)
英語演習(文献翻訳 1)
数学:周期2πの関数について,フーリエ級数展開ができる
英語:専門分野の英語文献を翻訳する
4thQ
9週 数学演習(フーリエ級数 3)
英語演習(文献翻訳 2)
数学:フーリエ余弦級数,フーリエ正弦級数について理解する
英語:専門分野の英語文献を翻訳する
10週 数学演習(フーリエ級数 4)
英語演習(文献翻訳 3)
数学:複素フーリエ級数について理解する
   フーリエ級数の一般周期の関数への拡張について理解する
英語:専門分野の英語文献を翻訳する
11週 数学演習(フーリエ級数 5)
英語演習(文献翻訳 4)
数学:フーリエ変換について理解する
英語:専門分野の英語文献を翻訳する
12週 数学演習(偏微分方程式 1)
英語演習(文献翻訳 5)
数学:偏微分方程式の概要を理解する
英語:専門分野の英語文献を翻訳する
13週 数学演習(偏微分方程式 2)
英語演習(英作文 1)
数学:1次元波動方程式の厳密解が計算できる
英語:本科の卒業研究の英文要約を作成する
14週 数学演習(偏微分方程式 3)
英語演習(英作文 2)
数学:1次元熱伝導方程式の厳密解が計算できる
英語:専攻科の特別研究の英文要約を作成する
15週 数学演習(学習のまとめ)
英語演習(学習のまとめ)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

演習課題(数学)15%理解度確認試験(数学)35%演習課題(英語)10%小テスト(英語)40%合計
総合評価割合15351040100
基礎的能力1520104085
専門的能力0150015