情報処理基礎

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 情報処理基礎
科目番号 0001 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書: 「(改訂第2版)基礎からわかる情報リテラシー」,奥村晴彦,技術評論社     「Processing をはじめよう」,Casey Reas, Ben Fry 著,船田巧訳,オライリー・ジャ パン(オーム社)     「2016 事例でわかる情報モラル」,実教出版購入物品: USB フラッシュメモリ,A4 ファイル他(共同購入する)
担当教員 堀内 泰輔

到達目標

基本的な情報処理手法,ネチケット,プログラミング言語の基本について,その概要を理解できることを目標とする.授業内容を60%以上理解しその成果を表現できることで(C-2)の達成とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
・現代のネットワーク社会を生き抜くのに必須となる,パソコンリテラシーや情報リテラシーを総合的に学習すること目的とする.
・パソコンの基本操作からプレゼンテーションまでを網羅する情報活報用リテラシーと,プログラミングリテラシー(Processing言語)の2本立てで行う.
・一人一台のパソコンによる実習を中心に行うことが特徴である.
授業の進め方・方法:
・授業は実習を中心として行い、適宜、講義を行う.
・随時,レポート課題を課すので,期限に遅れず提出すること.
注意点:
<成績評価>定期試験等(50%),レポート(50%)の合計100点満点で(C-1)を評価し,6割以上を獲得した者をこの科目の合格者とする.
<オフィスアワー>毎週水曜日14:30~15:00 教員室:一般科棟東1F 110号室 この時間にとらわれず必要に応じて来室可.
<後修科目>フィジカルコンピューティング,プログラミング演習(M科),プログラミング言語Ⅰ(E科),情報処理(S科,C科)
<備考>授業後の復習やレポート作成に重点を置くこと.また,わからない点は質問するようにして,未解決のまま次回の授業に臨むことがないようにすること.時間外に行う実習やレポート作成が多くなるので,計画をしっかり立てること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,PC の基本操作 シラバス内容が理解でき PC の基本操作ができる.
2週 文字入力とWWWの基本 半角/全角文字をキーボードから効率よく入力できる.WWWブラウザの基本操作ができ,Googleサイトの各機能が使える.
3週 タッチタイピング入門 タッチタイプの意義を理解し,専用ソフトが利用できる.
4週 電子メール 電子メールの送受信ができる.
5週 (P) 1章 ようこそProcessingへ
(P) 2章 コードを書いてみよう
Processing言語の歴史や社会的な利用,プログラミングの基本について理解できる.プログラミング用エディタの操作ができる.
6週 インターネットとWWW インターネットの基本概念が理解でき,自由にWWWを利用できる.
7週 (P) 3章 描く かたちと色に関するプログラミングができる.
8週 コンピュータ入門 ハードウェア,ソフトウェア両面の基本が理解できる.情報量についても理解できる.
2ndQ
9週 表作成とExcel(1) Excelの基本的な操作ができ,簡単な表,グラフが作成できる.
10週 表作成とExcel(2) 同上
11週 情報セキュリティ(1) 情報セキュリティのさまざまな側面(個人情報,ネット犯罪,知的財産権など)が理解できる.
12週 情報セキュリティ(2) 同上
13週 (P) 4章 変数 計算に関するプログラミングと変数が理解できる.また,繰り返しについて理解できる.
14週 (P) 5章 反応 マウスやキーボードによる制御ができる.
15週 (P) 6章 メディア 画像に関するプログラミングが理解できる.
16週
後期
3rdQ
1週 文書作成とWord(1) Wordの代表的な操作ができ,本格的な文書を作成できる.
2週 文書作成とWord(2) 同上
3週 (P) 7章 動き 動きをともなうプログラミングができる.また,乱数が理解できる.
4週 (P) フィジカルコンピューティング入門(1) Arduinoマイコンの基本が理解できる.
5週 (P) フィジカルコンピューティング入門(2) いろいろなセンサやアクチュエータを制御するためのプログラムが理解できる.
6週 (P) フィジカルコンピューティング入門(3) 同上
7週 (P) フィジカルコンピューティング入門(4) 同上
8週 (P) フィジカルコンピューティング入門(5) 同上
4thQ
9週 (P) 8章 関数 関数の概念が理解でき,基本的な関数が自作できる.
10週 (P) 10章 配列と総合演習(1) 配列について理解でき,プログラミングに応用できる
11週 (P) 10章 配列と総合演習(2) 同上
12週 プレゼンテーションとPowerPoint(1) PowerPointの基本的な操作ができ,プレゼンにふさわしいスライドを作成できる.
13週 プレゼンテーションとPowerPoint(2) 同上
14週 HTMLによる情報発信(1) HTMLとスタイルシートの基本が理解でき,簡単なWebページを作成できる.
15週 HTMLによる情報発信(2) 同上
16週

評価割合

試験小テスト平常点レポートその他合計
総合評価割合5000500100
配点5000500100