環境生態学

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 環境生態学
科目番号 0034 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 (教科書)宇野宏司・渡部守義,環境・都市システム系教科書シリーズ 環境生態工学,コロナ社
担当教員 浅野 憲哉

到達目標

生態系の基本,ビオトープの基本を理解し,生物多様性やミティゲーションについて説明
できること.
これらの内容を満足することで,学習・教育目標(D-1),(D-2)の達成とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
生態学を基礎とし,自然環境におけるビオトープの必要性と理念を学び,その上で自然と
共生したまちづくり,川づくり,さらにこれらに係るビオトープ型志向の土木工学や都市
・農村づくりなどの計画・設計に応用できる基礎知識を得る.
授業の進め方・方法:
・授業方法は講義を中心とし,演習問題や課題をだす.
・適宜,レポート課題を課すので,期限に遅れず提出すること.
注意点:
<成績評価>
・2回の到達度試験で評価する.ただし,各定期試験の重みは同じとする.
合計100点満点でD-1およびD-2を評価し,合計の6割以上を獲得した者をこの科目の合格
者とする.
<オフィスアワー>
・放課後16:00~17:00,浅野教員室.この時間にとらわれずに必要に応じて来室してくださ
い.また,会議などで不在の場合があります.
<先修科目・後修科目>
・先修科目は,生物,地球環境学

<備考>
・動物・植物の分布,生態学,ビオトープと結びついた建設工法などの知識が大切である.
・なお、本科目は学修単位科目であり,授業時間30時間に加えて,自学自習時間60時間が必要です.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 生態系の基本的構造 生態系の基本的構造が説明できる.
2週 ビオトープの基本理念 ビオトープの基本理念について説明できる.
3週 ビオトープネットワークⅠ ビオトープネットワークの意義が理解できる.
4週 ビオトープネットワークⅡ 地球上のビオトープネットワークについて説明できる.
5週 生物多様性と遺伝法則Ⅰ 生物多様性の意義と自然淘汰が説明できる.
6週 生物多様性と遺伝法則Ⅱ 遺伝法則が説明できる.
7週 日本の生態系破壊の現状Ⅰ 経済発展と生態系破壊の関係が説明できる.
8週 日本の生態系破壊の現状Ⅱ 日本における生態系破壊の問題点を説明できる.
4thQ
9週 持続可能な社会に向けて 持続可能な発展のあり方と自然環境との共生について説明できる.
10週 ミティゲーションⅠ ミティゲーションについて説明できる.
11週 ミティゲーションⅡ ミティゲーションの具体的方法について理解できる.
12週 いろいろなビオトープⅠ 日本における事例をとおして,ビオトープについて理解し,説明できる.
13週 いろいろなビオトープⅡ 身近な事例をとおして,ビオトープについて理解し,説明できる.
14週 河川の生態系と自浄作用 河川の生態系と自浄作用について説明できる.
15週 物質循環と富栄養化 富栄養化の水域生態系への影響を説明できる。
16週

評価割合

試験小テスト平常点レポートその他合計
総合評価割合1000000100
配点1000000100