到達目標
都市計画,環境,防災など様々な分野で必要となる社会や空間の情報を入手し,処理・解析するための方法を理解し,説明できる.以上により(D-1)および(D-2)の達成とする.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
写真測量・レーザー測量 | 写真測量やレーザー測量に関する知識を正しく理解したうえで,空中写真測量に関わる計算の導出方法を踏まえて説明ができる. | 写真測量やレーザー測量に関する手順を理解し,その計算方法が説明ができる. | 写真測量やレーザー測量に関する手順やその計算方法を理解していない. |
GIS | GISにおいて,それに関わる基礎理論を踏まえて,オープンデータの利用やその活用方法について説明できる. | GISにおいて,オープンデータの利用やその活用方法が説明できる. | GISにおいて,オープンデータの利用やその活用方法を理解していない. |
マルチコプター | マルチコプターに関する歴史や機構を理解したうえで,関連法規を踏まえ,その活用方法を説明できる. | マルチコプターに関する知識を理解したうえで,その活用方法を説明できる. | マルチコプターに関する知識やその活用方法を理解していない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
これまで学んだ距離測量,平板測量,トランシット測量,水準測量、応用測量(路線測量,基準点測量)を踏まえ、都市計画,環境,防災など様々な分野で必要となる社会や空間の情報を入手し,処理・解析するための方法について学ぶ.
本科目は,企業と連携してGISやマルチコプターを活用した実務を経験していた教員が,その経験を活かし,GISやマルチコプター等の最新の測量技術等について講義形式で授業を行うものである.
授業の進め方・方法:
・授業方法は講義と演習を行い,問題や課題をだす.
・この科目は学修単位科目であり,授業時間30時間に加えて,自学自習時間60時間が必要である.事前・事後学習として課題等を与える.
注意点:
<成績評価>前期末試験を100点満点で評価し,60点以上をもって(D-1)および(D-2)の達成とする.
<オフィスアワー>毎週水曜日16:00 ~ 17:00,環境都市工学科棟3F 松下・轟教員室.この時間にとらわれず必要に応じて来室可.
<先修科目・後修科目>先修科目は測量学応用.後修科目はなし.
<備考>3学年までに習得した距離測量,平板測量,トランシット測量,水準測量、路線測量、座標系等の基本をしっかり身に付けておくことが大切である.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
概論,空中写真測量 |
・空中写真測量の縮尺や土地の高低差によるひずみの計算ができる.
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2週 |
リモートセンシング |
・リモートセンシングの原理を理解し,衛星画像を利用した環境解析等について計算できる.
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3週 |
地理情報システム(GIS)の基礎的理論と用語 |
・GISの基礎的理論と用語を説明できる.
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4週 |
QGISを用いた解析1 |
・GISを用いた空間情報の地図表現ができる. ・オープンデータを利用できる.
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5週 |
QGISを用いた解析2 |
・統計情報等の入手方法を理解し,表示できる.
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6週 |
QGISを用いた解析3 |
・防災・環境面での活用方法について説明できる.
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7週 |
QGISを用いた解析4 |
・GISのレイアウトとエクスポートについて説明できる.
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8週 |
QGISを用いた解析5 |
・オープンデータを活用したGISマップを作成できる.
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4thQ |
9週 |
マルチコプターの歴史とその機構 |
・マルチコプターの歴史とバッテリーやローター等の仕組みを理解できる.
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10週 |
マルチコプター操縦に関する法規 |
・改正航空法などの法規に関して説明できる.
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11週 |
マルチコプターの活用 |
・マルチコプターの活用例について説明できる.
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12週 |
写真測量の理論と方法1 |
・写真測量の原理を理解できる.
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13週 |
写真測量の理論と方法2 |
・写真測量の原理を理解できる.
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14週 |
レーザー測量の理論と方法1 |
・レーザー測量の原理を理解できる.
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15週 |
レーザー測量の理論と方法2 |
・レーザー測量の原理を理解できる.
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16週 |
達成度試験 |
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評価割合
| 試験 | 小テスト | 平常点 | レポート | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
配点 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
| 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |